-登ること
住み始めて半年経つ離島生活。 半官半Xをやりながらクライミング文化の立ち上げに奔走(というほどでもないが)し、 そちらは紆余曲折あって、今日、とある区民体育館を使うために区議会で話す機会となりました。 その区の住民は全戸140人ほどのうち、半…
えーと、前半の内容はさておき、早速本題に入ります。まず、件の動画を貼ります。 以下の話は、動画HP中に書いた文章と重複する部分もあります。 これは月一で通う近所のジムで撮ったものです。 いつもそういう動画は古本屋のインスタアカウントにアップする…
ちょっとしたきっかけがあって、 テグジュペリの『人間の土地』を五年ぶりに読み返していて、 童話でも小説でもなく、おそらく体験記だと思うのですが、 つまりジャンル的にはドキュメンタリーと言えなくもないはずですが、 そうだとすれば、この本の哲学と…
まえおき 今住んでいるアパートの部屋にはロフトがあって、 ロフトに上がるハシゴをバーにひっかけて登りますが、 そのバーが手を伸ばせばぎりぎり届く距離にあって、 ちょっと体を伸ばしたい時に日常的に掴むことがあります。この部屋には二、三年は住んで…
最近造語ばかりしてますね。 まあ、それが文章を書きながら考えてみようという動機の発端になってはいます。 × × ×先日出品したセットの作成過程で、佐々木正人氏の本を少し読み直しました。3tana.thebase.in前に読んだのは学生の頃なので10年以上前で、 そ…
ここ何週間か、忙しい日々が続いていたのが、今日でひとまず一段落つきました。仕事が立て込んでいるうえ、長距離ランナーの早朝ジョギングのようにボルダリングが完全に生活の一部になっていて、デスクワーク続きで調子が悪くなる前に登りに行っていたので…
言葉が通じているかが不明。 返事がない、ただの独り言のようだ。 問いかけた同じ数の沈黙が降り積もる。 それでもこちらは言葉にするしかない。 問いかけを自分で聞いている。 答えを想像することはない。 沈黙に耳を澄ませる。 問いの反響が仮想域に長く谺…
"Colorless insight makes outsight colorful." × × ×──クライミングをやっていて、体幹という言葉をよく聞くようになりました。腕の筋力とか指の把持力とか、そういう末端というか、局所的な力とは反対のものを指すようで、たとえば「体幹を鍛える」なんて…
チョークバッグは、滑り止めの粉末チョークを入れる袋です。 厳密には、バッグ内に入れるチョークボールの内部にチョークを充填します。 チョークボールは布地のお手玉サイズの球で、握ると生地の隙間から粉が出てくることで、手に粉をつけるもの。 チョーク…
× × ×──初期のコンセプトとして、「身体と脳を仲良くさせる」というのがあったんです。養老孟司先生がいうように現代は脳化社会ですから、仕事をしていても、街に出ても家にいても、使うのは脳ばっかりですよね。身体は補助的な役割しかなくて、脳の制御を外…
「ダメだよ、そのスニーカー。ダメだってことは保証します」 なぜ、果物屋が自信ありげに他人のスニーカーを評するのか。 「ハズレですな、そいつは」 たしかに「現品限り四十%オフ。しかも箱なし」というのを買ってきたのだが、四十%オフになっていなかっ…
galera-climbing.com 大阪へ来て、ガレーラ↑に通い始めて1月半、昨日ようやく2級課題(スラブ)を初クリアしました。 常設課題ではなく月ごとにホールドの配置が変わるマンスリー課題ですが、マンスリーの中では3級が未だ一つも登れていない中の、唐突な…
仕事の行き帰りの途中で通えるジムを探していました。 途中とは、主には高井田〜九条間(中央線)か、横堤〜ドーム前千代崎(鶴見緑地線)。 晴れていて特別な用事がなければほぼ通勤は前者の中央線です。これまでに森ノ宮と本町のジムに行きましたが、(前…
通っている北上のジムで、先週からコンペが始まっています。 秋田のジムと合同でやっていて、2週ごとに開催地が入れ替わる。 1戦ごとに、開催中に完登できた指定コースの数・種類に応じてポイントが獲得できる。 それぞれのジムで2戦ずつ、計4戦の総合ポ…
手首と指を痛めているが、相変わらず週3で壁を登っている。 その内容が、現状なりに変化している。左手を突っ張る登り方ができない。 よって、もっぱら引き上げる動作主体になる。 またホールドに飛びつく(ランジ)こともしない。 キャッチ直後に自重が手…
登壁と身体の話。・ブランクがあいてから身体が重い 筋肉云々より体重のせいで、以前登れたコースに歯が立たない。 無理せずやさしめの課題を多くこなしてまずは減量をめざす。・右小指の関節が痛い 登る課題が難しくなってくると故障の質も変わってくる。 …
クライミングシューズのソールの補修をしました。 足裏に穴が開き、穴はゴムとプラスチックの下地と足裏接触面の布地を貫通していました。 布地部までの穴は直径約1センチ、ゴム部分は直径約2センチほど。 紫波の店に置いてあった補修キットを昨日買い、今…
クライミングシューズの二足目↓を買いました。 スポルティバのフューチュラというシューズ。 一足目↓↓は7ヶ月前に手に入れたスカルパのフォースです。 こちらは司書講習が始まる前にジムに通い始め、三度目で購入したもの。 cheechoff.hatenadiary.jp最初か…
ふと思いつき、ボルダリングのグループに参加してみました。 登壁について言葉にするモチベーションになるかと思います。hatenablog.com自分はスポーツとしてよりは、生活として登っています。 また、自分の興味関心との相互作用も念頭に置いています。 今即…
流れを断ち切らないような動き。 流れは速度とイコールではない。 自然と速くも遅くもなる一連の。 体幹とホールド群間の相互作用。乗せる足先、踏ん張る脚、弛める股関節。 把持する手先、引き張る腕、支える背中。 末端の連動を安定させるのは中枢の連動。…
動きへの問いを生への問いに結びつける;脳の先手。 頭が動きを想定し、身体がそれに追従する。 再現できれば良し、違えば問いを立てる。 想定は妥当か? 進路に対しての動き、身体に対しての動き。 進路に適っても、身体が対応し切れなければ再考。 身体が…
『特性のない男』の三冊目を今日読み終えました。 どの巻も最後の章はとくに思索に富んでいるのですが、 三冊目終章の以下の箇所を読んでいて、鶴見俊輔氏の「限界芸術(論)」を連想しました。「限界」という単語がそうさせたのでしょうが、 この連想における…
前回↓ cheechoff.hatenadiary.jp週3で通い、毎回どこかしらでちょっとずつ進歩があります。 進歩と思えない時でも、同じコースで、今までにない動き方をしていたりする。2週間くらい取り組んでいた、3級(赤)のいちばん簡単そうなコースを、昨日はじめてゴー…
前に書いた4級コースを今日はじめてゴールできました。 前に書いた「ジムで一つクリアできそうな4級コース」で、あと一手が届かないその原因の一つがたぶん股関節の硬さで、手指の力の強さや体幹(きわどい姿勢で体勢を維持する力)も関わってはいますが、…
透明であることは、透明になることよりも、ずっとありふれている。 × × × 昨日はおぼえたての「両肩のヒンジを使って両腕をのばしたまま上のホールドをつかむ方法」(これを天秤動作*1とよぶことにします。天秤とは、僕の小学校時は理科実験ですでに上皿天秤…
ボルダリングは順調です。朝食時に読んでいた入門書を読み終えたので、かわりにyoutubeで解説動画を見ています。 やはり実際の動きを見るのと本の挿絵や写真から動きを想像するのとでは情報量が違いますね。 一度だけリコメンドにつられて世界レベルのクライ…
長いですが最初に引用します。 武道的な考え方が西洋近代とうまく噛み合わないのは、武道では人間の身体は「力の通り道」だと考えるからです。巨大な自然のエネルギーが、調えられた身体を通って発動する。エネルギーは自分から出るわけではありません。源は…
少し前からですが、ボルダリングを始めました。2回北上のジムに行ってみて、日常的にやれそうだったので月フリーパスを購入しました。 週3で通うペースで、昨日で4回目です。3回目の時にシューズを買いました。 クライミングシューズは履くと指が曲がる…
前にスライスしてしまった親指はなんとか順調に回復しています。しばらくは血が止まらなかったり止まったと思って絆創膏を外すとまた出てきたりしていましたが2日で落ち着き、傷口がガーゼを取り込んで固まるとよくないのでラップを直接巻いていましたがけ…