言葉が通じているかが不明。
返事がない、ただの独り言のようだ。
問いかけた同じ数の沈黙が降り積もる。
それでもこちらは言葉にするしかない。
問いかけを自分で聞いている。
答えを想像することはない。
沈黙に耳を澄ませる。
問いの反響が仮想域に長く谺する。
ふと閃きが訪れる。
静寂の欠片が幽かな燐光を帯びる。
意想外の出力が眼前に現象する。
光の残像は熱の記憶を跡に残す。
決意の刹那。
意図に紛れ込む無形の呼び水。
偶然と決然が必然を導く。
情報の奔流、大河の一滴。
眠りと覚醒の常態。
言葉の単交通からそう解釈せざるを得ない。
同時に相手の目を仮想構築。
宛らこちらは唄う水飲み鳥か。
粒子であり波動であるもの。
不定であり螺旋であるもの。
次元は座標軸を失いメビウスと化し。
連想は既成を無視し量子跳躍を試み。