human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

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香辛料のくに(1)

セージは言う、 「科学は幻想かもしれない」 クローブは言う、 「幻想は科学かもしれない」 フェンネルは問う、 現在は過去と未来を含めるのか、 変化と不変は視点の違いなのか、 空虚は充溢のための準備なのか、 コリアンダーは言う、 「小さな音に耳を澄ま…

井戸コアラの正体

ブログタイトルを近々改めるので、タイトルの由来について書いておきます。 前↓に一度妙な文章を書きましたが、これはタイトルを決めてから妄想で書いたものです。cheechoff.hatenadiary.jpコアラには特に親しみはありませんでした(今もそう)が、井戸につ…

「鳩屋詣の八十八文」について

「鳩屋詣の八十八文」半分以上冗談の思い付きが時を経るごとに形を成して行き、 遂に名を得るに至った話について。 × × ×毎週土曜にVeloceで読む本を、 湯治から帰ってきた翌週(=先週の土曜)は持っていくのを忘れ、 その直前にBookOffで仕入れた本を読む…

「入れられ子」実験のこと

「飛ぶ言葉」を意識します。 自他の境界を、内側から曖昧にする試み。 外の会話が、内で為されていると見なす。 外の会話として聴けば、反応してしまう。 内で為すとは、自ら思考すると同じ状態。 それは、外の会話の主体になりきることでもある。 初詣の神…

「二人称の<死>」と支配について

自分の命は自分のものだという感覚は、じつは財産保全という考え方や自由主義や個人主義などと、歴史的に手を携えて成長してきたといっていいと思います。(…) つまり、近代では命や才能や性質といったものが財産と同じく交換財になってしまったということ…

「井土浩平型ポテンシャル」について

本ブログの筆者はけしてコアラを見逃さない。 数千年後のある日、ライシャワー教授はこれを私に教えたあと、つけ加えて言った。 『これが、日本の古代史にみられる所謂コアラ型支配だ。諸君もご承知のとおり、そもそもコアラは雑食性の獣だった。ところが、…

井戸コアラについて

ブログタイトルの話…? ここには二つの論理の出会いがあります。まず、コアラはユーカリを主食としています。 というより、ユーカリだけを食べて生きています。 元は好んで選んでいたのかもしれませんが、最早好きかどうかは関係ないでしょう。 コアラは長い…