human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

遊歩の第十六歩

今日はブレークスルーがありました。ナイトウォークを終えて帰宅した時にあった「これはすごい」(今風にいえば「やばい」くらいのニュアンスです)という感覚のリアルさはその後プールで泳いでいる間に薄れてしまいましたが、なんとか当初の驚きを言葉にす…

川に佇む

禅のことばで水は流れず橋は流れるなどという。 論理ではないらしいから考えてもしかたがない。 しかし流れない水には興味をひくものがある。水たまりやバケツのほかはだいたい水は流れるものである。 流れない水が水たまりやバケツではなく流れている水であ…

"めめ"の話

目は見るものを見るためでなく、見ないものを見ないためにあるのではないかと思うことがある。もちろん手や足もそうだが目も目的があってついているわけではない。本人の意思というよりは(それもいくぶんかはあるかもしれないが)結果として手や足があり、…

精進の第十五歩

今日も一本歯で歩いてきて、三日連続です。この三日とも1時間超歩いて、足に特に支障はありません。 親指のできかけのタコもなんとか収まってくれています(現状維持か快方に向かっているのかはよくわからない)。 右足親指付け根の魚の目は、一本歯で歩い…

「苔バム」作成、地道の第十四歩

cheechoff.hatenadiary.jp今日は前↑に書いた通り、山頭火の日記を読みに図書館へ行きました。 前回見つけて今日読み始めたのは日記の原本ではなく、注釈や解説の入ったこの本↓です。山頭火・放浪の旅作者: 仲江健治出版社/メーカー: ジャパンインターナショ…

慣性の第十三歩(「下駄に預ける」)、足指の成長記録

今日は朝食が遅かったので、夕方にラナー*1をバイキング食堂で食べた後、加茂川を一本歯で下りました。 前回と同じ道のりです。足裏は治療中なんですが、右足親指の付け根の魚の目は一本歯を履く時には支障はなくて、あと実は靴をストックしていた新品(何年…

死者として

cheechoff.hatenadiary.jp 一昨日のこと↑ですが、遍路について調べた時に四国八十八ヶ所についての論文集みたいなものをちらりと読みました。「四国遍路における装備の由来と歴史」という項目に惹かれて拾い読みをしたのですが、杖は大師(空海)であって宿…

群衆は眼中に置かない方が身の薬です

今日は朝から府立図書館へ行ってきました。ここ3日ほどの朝刊(朝日新聞)を読みました。 今朝のNHKラジオでは早朝に起きた福島沖の地震についての報道がずっと続いていましたが、もちろんその地震については載っていません。村上春樹氏のスウェーデン(ノ…

年金・国保支払い、スピール膏、『寓話』読了

今日は銀行へ国民年金と国民保険の手続きをしに行きました。国民年金はとりあえず年度末までの一括払い(最初に出て来た「一喝払い」が面白いですね。窓口に札束を叩きつけて「これでどうじゃ!」という感じ。爺さん口調なのは似合うと思ったからです)、国…

小島信夫-(曼荼羅)-森博嗣

とにかく、そろそろ色々調べ始めることにしましょう。柔軟の第十一歩、遍路出立条件 - お遍路天狗への道と、昨日書いたところの今日に『寓話』(小島信夫)を読んでいて、四国遍路の記述が出てきました。読んでいる間は特に驚かなかったんですが、そろそろ小…

満腹の第十二歩、カナ・リ・タコ、ゴム問題

今日は昼食兼夕食(あまり聞きませんが)としてMKボウル上賀茂食堂へ行ってきました。 出たのが夕方前で、大体歩いて1時間前後かかるので食後には日が暮れるので、一本歯を持っていき帰りに履いて帰りました。 バイキングでたらふく食べた後、特に時間をお…

柔軟の第十一歩、遍路出立条件

というわけで(1つ前の記事の最後を参照)さきほど、一本歯ナイトウォークに行ってきました。前回が加茂川だったので今日は高野川にしました。 が、やはりというか例によって途中でトイレに行きたくなり、しかもあてにしていたカナート洛北が閉店していたの…

連想における雪国の生活と遠洋漁業/『機械の花嫁』

走り書き。 昼食は定食屋「鉄亭」にて、おでんとカキフライ(+50円)。 先週は店に着いたのがL.O.(15時)を過ぎたために入れず、ラーメン屋に行って体調を崩したのでした。 もう舌は完治。同時に発した気のする唇の荒れ(上下の境目付近のできもの。口を大…

北区さらりと寺社巡り

今日は自然散策ではなく街巡りになりました。最初は賀茂川を上ってMKボウルのあたりで山の方に行って「大岩」に向かうつもりでした。 (下の写真は前にそのあたりで見つけた看板で、ここからスタートしようかと思っていました) 二ノ瀬から貴船神社へ向かう…

大文字山(現実の滝と幻の滝)〜鹿ヶ谷

一日あけて、新コースを開拓すべく今日も大文字山へ。以下、時系列順で写真を並べます。 一本歯で上る時にいつも履き替えている「登山口の地蔵前」。 今日は写真だけ撮って通り過ぎます。 砂利道が終って橋を渡るところ。 橋を右に渡れば火床を経由できる大…

新書斎と『寓話』読中のこと

今日は一日部屋にいます。昨日の疲れ、というより先週の「舌の荒れ」がまだ治ってなくて(活動していれば勝手に治る、と思って昨日は出掛けたのですが)、昨日はああだったから今日はこうしよう、というわけです。cheechoff.hatenadiary.jp一日部屋にいられ…

大文字山〜如意ヶ岳〜浜大津

今日は山越えというか峠越えというか、とにかく琵琶湖まで行ってきました。 が、今日の行程は登山部的にはアウトで、反省せねばなりません。反省。というのも、according to Yamano Jikan,(←訳:山の時間によれば。高校時に所属していた登山部の"名言集"に…

腱伸の第十歩/ラーメン禁止令

二日連続で一本歯で歩いてきました。 今日(土曜日)は初の「賀茂川ナイトウォーク」。 前に書いた通り賀茂川河川敷の地肌は高野川より凹凸があって、その凹凸も「小さな川*1が形成された跡」みたいな規模の大きなもので、ちょっと前に靴で歩いた時は「一本…

跳躍の第九歩

前回↓に立てた方針が当たりました。その方法をそのままやり続ければいいというわけではないが、方向性は合っていたようで、今日歩いてみて「道が開けた」感触をもちました。 cheechoff.hatenadiary.jp続きは後半に書きます。 まえおき 今日は夕方までは家で…

二ノ瀬スタート〜貴船神社

今日は昨日の続きを歩いてきました。 なんというか、「生還できた」と表現して過言ではない一日でした。 ちょっと無茶が過ぎましたね…終始落ち着いてはいたんですが。 あまり多くは語りたくないので、今日こそ写真メインで進めていきます。 二ノ瀬駅にあった…

宝ケ池〜妙法山〜二ノ瀬

今日も一日中歩き回っていました。 なんか今週はハードですね。 「実践モード」に入ってきたのでしょうか。 しかし一本歯で歩く時間がない… そして読書の時間もない…一昨日も昨日も「歩いて」「泳いで」「書いて」(+「食べて」)で一日が終ってしまったの…

大文字山〜日天寺コース(後)

続きです。前半はこちら↓ cheechoff.hatenadiary.jp 次の分岐。 右へ行くと川沿い(右岸)をそのまま下り、左へ行くと山を登っていきそうな気配がある。 今日は沢下りデイだと先ほど決めたところなので右へ。 一つ前の写真の地点で右へ行くと決めてから、一…

大文字山〜日天寺コース(前)

今日は大文字山へふつうに行ってきました。今一本歯で歩くべきは山ではなく平地という認識なので、登山は足ならしと「右の内耳に関心を集める」ためです。 (後者はつまり人工音の届かないところへ行くということですが、詳しくは岡潔氏の本についての記事の…

賀茂川界隈を歩く/正伝寺、上賀茂神社、プチ路上観察

今日は正伝寺→MKボウル上賀茂→上賀茂神社というコース。鴨川デルタから賀茂川を上り、河川敷の終点まで着きました(橋の名前を忘れましたが、通学橋の一つ手前の橋の直前)。 右岸に見覚えのある建物が…と近づくと、懐かしのMKボウルでした。 MKボウル上賀茂…

保坂氏が書くこと、御所ナイトウォーク、進撃の第八歩(「上を向いて歩こう」)

一昨日の強行軍でダウンかと思われましたが、体調は崩しませんでした。 とはいえ昨日はほぼ動かずに一日読書でした(昼の12時に起きて夜の12時に寝たので、昨日の活動時間は半日でした)。外出は近所の薬局(徒歩1分。いつも一本歯でないふつうの下駄(駒下…

知恩院の古本市、順当の第七歩と新コース続々、乾布なき摩擦、ひさしぶろ

今日は、知恩院→大文字山→高野イズミヤというコースでした。 まとめれば一瞬ですが、立つか歩くかを5時間以上していました。大文字から高野へ行くのもふつうはやらないんですが、流れ着いたという感じで…うん、「常態和歩」に一歩近づいたと言えなくもない…

「24時間参れますか?」、『寓話』と『正法眼蔵』読始

今日は高野のイズミヤ→府立図書館→京大ルネというコースでした。南北の移動はほぼ鴨川で、住んでるところは鴨川デルタに近いんですがそこから「上り」(高野川方面)と「下り」を一日で両方やったのは初めてでした。 まあ靴なんで平気…と言いたいところです…

『数学する人生』を読んで

『数学する人生』(岡潔、森田真生)を読了しました。 自分の生活に影響を与える(というか「指針となる」)所を引いておきます。 人は[前段で小説と夢を例に挙げて]こうして、心の様々な位置に身を置くことができるのです。この位置を指して「自分」とい…