human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

 -矢萩喜従郎

「豆腐学的思考」について

地中深く一辺が一〇〇メートルの立方体の中に炭坑の坑道が、縦方向、横方向、斜め方向に幾重にも穿たれている状態をイメージするなら、Nスペースの豆腐とは、一辺が一〇〇メートルの立方体を指し、そこにNスペースの豆腐におけるオブジェクトとも捉えられる…

「透明感」について

その宇宙的世界のイメージを語るなら、両手で親指と人差し指を立ててL字型を作り、それらを合わせることに依って長方形の窓を作り、星空に向けて覗いた時に感じる感覚である。輝く星がそこに入り込み、限りない奥行きを秘めた透明な世界が実感できる。ここで…

ロトの勇者の歩き方について

昨日閃いたことを忘れないうちに書いておきます。繰り返しの前置きをしますと、和歩とは僕が考えるナンバ歩きの派生です。 安田登氏のいう「和のウォーキング」に刺激され、歩き方を変えてみようと思いました。 平尾剛氏のその引用や、甲野善紀氏の著書など…

視界の輪郭と空間の輪郭について

三次元世界を平面的世界へ置き換えることとは、立体であるものの、たとえば球面の様に、形が輪郭に向かって曲面を持っている(つまり奥行きを感じられる)形状の一番際の部分を、球面の一番出ているレベルまで強引に引き上げ(あるいは逆に一番出ている箇所…

足裏のNスペースについて

Nスペース[negative space(ネガティブスペース)]平面作品における主要な形態と認識されるもの以外の余白、隙間を指す。また三次元の空間におけるヴォイド、残余空間、余白、隙間等もNスペースと考えられる。*1 (…)ここでわたしが提示しようとするNスペー…