human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

 -イヴァン・イリイチ

「科学的合理性が外部環境となる未来」のためのABC

内容的には前記事の続きです。夕食の前の3時間ほどで前記事を書き上げ、 いつもは読書しながらの夕食を何も読まず音楽だけで食べて、 その間に書いた内容を反芻していたらまたいくつか思いつきがありました。 僕にとっては内田樹が、自分の読書世界を広げて…

今、日々在りて

ここ最近、併読書のなかで、長々と読み続けてきた本の読了がいくつかありました。『意識と本質』(井筒俊彦)、『存在なき神』(ジャン=リュック・マリオン)と、それから先ほど読み終えたのがイヴァン・イリイチの『脱病院化社会』。それぞれ、最終頁を閉…

自覚の祝祭

いつまでも読み継がれる、古びない本があります。でも、本とは本来、そのような意図でつくられたものです。内容が古くなって、現代では読む「価値」がない本。 この「価値」は現代が下した判断です。だとすれば、それを疑うことは、古びた本を復活させること…

Can one speak about unspeakable? (2)

→(1) × × ×「『沈黙に至る雄弁』というものを考えてみたのです」 「ほう。どこかで聞いたことのある表現だな。それは具体的には、どういうものかね?」「前に話していたように、言葉がそこには存在していないはずの沈黙という状態を言葉で表現したい、いや、…

「"身銭を切る"は市場原理への反逆である」論

一人一人のアウレリャノがどういう人で彼が何をしてきたかを憶えていれば、何人アウレリャノが出てきても混乱はしない。そういう風に記憶していくためには、『百年の孤独』は一回真っ直ぐに通し読みしただけではダメで、読み終わったところを何度も何度も読…