human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

 -吉本隆明

対話と株式会社性、誠実な近視眼と形式に対する食傷

党派性を超えて政治を語ること。 政治とは利害調整のことだが、党派が対立するのは、 こちらとあちらの利害が異なるからである。互いに利益となる政策なら反対意見は出ないし、 互いに損害を生む事業は誰もやろうとは言わない。 一方の利益が他方の損害を招…

九条と自衛隊、思想のオーソドクシー、手続きのまっとうさ

『さようなら、ゴジラたち』の「戦後から遠く離れて」の章を読む。 憲法改正手続き法案が衆議院を通った頃の、憲法九条論。『九条どうでしょう』(内田樹ほか)は前に読んだ。 加藤氏はこの本所収の内田樹の主張にほぼ賛成している。 (以下、いろいろ混ざっ…

『共同幻想論』(吉本隆明)読了

『共同幻想論』(吉本隆明)を本日読了しました。 4/16に読み始め、毎週土曜の午後にVeloceで読み継いでいました。 湯治に行ったりで2週分は読まなかったとして、 8週×4〜5時間くらいかかったでしょうか。 何が書いてあったか?正直、読んで頭の中に残っ…

テグジュペリ-吉本-村上ライン

ぼくは、自分の車室へ戻ってきた。ぼくは、ひとり言をもらした。彼らは、すこしも自分たちの運命に悩んでいはしない。いまもぼくを悩ますのは、慈悲心ではない。永久にたえず破れつづける傷口のために悲しもうというのではない。その傷口をもつ者は感じない…