human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

 -きおくをことほぐ

桐野夏生とタカラヅカ

「姐さんは桐野夏生をご存知ですか。……ね、あの人の小説すごいですよね。重いというか、ズシッとくるというか。僕は『OUT』を最初に読んだんですけど、いや、食事中に話すのもアレなんですけど、死体を切り刻む描写にウッときて……そうそう、弁当屋の工場の。…

昇華班活動事例研究

今日の本題です。前段やら話のつながりを意識し過ぎると書きたいことにたどり着けなさそうなので、 飛躍御免(お、いい言葉だ)でさらさら書いていこうと思います。 × × ×橋本治氏は「活字の鉄人」と言われるくらいすごいのですが、 それは著書の多岐にわた…

女性への適応と行動について

「きおくをことほぐ」タグの(4つ前の記事は零回目として)一回目ですが、 言祝げるような内容でない予感が書く前からしていますが、 大事なのは内容の評価(ニュアンス)ではなく「縁が生まれる」という現象そのものです。 過去に対する評価は常に、その時…

「記憶の祝福」について

久しぶりに新しいタグをつくろうと思います。 要するに「記憶」なんですが、書きながらもう少し気の利いた名前を考えてみます。 きっかけになったのは、最近何度か引用している『アフターダーク』(村上春樹)の一節。 (今思うとですがこの引用部は、この小…