human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

病中後の審美的生活メモ

今週は過動で体調を悪くして、寝飽きるくらいずっと寝込んでいました。
過労ではなくて「過動」(ボルダリングは生活の一部)、登り過ぎです。
一日おきの一日7時間は、あまり休憩を挿まないにしては負担が大きい、
という教訓を得ました(3日以上間を空けたのは初めてかもしれません)。

そういえばここひと月ほど、指の皮(指紋の部分)が薄くなってきて、
回復には3日(ジムのオーナ)から14日(いちクライマ)はかかる、
という幅広い情報を得ていていつ対処しようかと考えていたんですが、
これを機会に指の皮を分厚くして、発展的復帰を図りたいと思います。

体はまだ本調子ではなく、月〜木は一歩も外に出ず、
行こうと思っていた花南巻温泉へ金になんとか行き、
その日に月一で通う紫波図書館へもなんとか行って、
やっと今日掃除と洗濯ができるくらいになりました。

原因は過動だけではなく、生活習慣と衛生面にもありそうです。
一日二食はまあいいんですが、登った後の夜に食べ過ぎていた。
今後は腹八分目、「もう少し食べれる」の一歩手前で止めたい。
外食がラーメンか台湾料理のみなので、自炊の頻度も一定度は。

掃除を週に一度は必ずやることにしましょう。
講習中は終盤までなんとか守れていましたが、
寒くなってくると途端にやる気が落ちました。
埃が多いからですが、この時期はカビが大敵。

結露がひどくて、寝室の和室は天井の一部に水滴がびっしり付きます。
特定の場所なので配管か配線かと思いますが、油断すると畳に落ちる。
畳は布団を敷いていた中心付近に埃が溜まりやすい、どうしてだろう、
とメガネでよく見たらカビで、処理して布団を敷く場所も変えました。

このたびの体調悪化でとくに喉がやられたのはきっとカビが一因で、
今まで見たことのない所に発生するのを岩手に来て何度も見ました。
ペールボックス、まな板、しゃもじ、箸入れ、壁紙、掛け布団など。
今こう書きながら、根本的な湿気対策をする気に初めてなりました。

ちょっと調べて、氷水ペットボトルか竹炭をやってみようと思います。

<生活メモまとめ>
 ・週一で家を掃除する *1
 ・適度な運動量を探る *2
 ・腹八分目に食事する *3
 ・部屋の湿度を下げる *4

p.s.タイトルの「審美的」の意味はブラウザ次第で判明します。

 × × ×

昨日借りた6冊のなかに、こんな本があります。

今までにない職業をつくる

今までにない職業をつくる

「今までにない職業」とは甲野氏の古武術研究家のことでしょう。
こういう視点も今なら持てるな、と思いつつ読んでみるつもりです。

この本はいくつかの縁に導かれて借りました。
(Iターンの本などがある特設コーナ「まちづくり全般」に配架されていました)

つい最近連想した「限界芸術」と本書の副タイトル「市民芸術」との呼応。
これは連想元の『特性のない男』とも繫がる。
また、本書まえがき冒頭に宮沢賢治の言葉が引用されていたこと。
今住んでいる花巻は、宮沢賢治が生きた地域です。

その冒頭、『農民芸術概論綱要』の一節を孫引きしておきます。

 職業芸術家は一度亡びねばならぬ
 誰人もみな芸術家たる感受をなせ
 個性の優れる方面に於て各々止むなき表現をなせ
 然もめいめいそのときどきの芸術家である

「止むなき」とは、それが必然であることです。

*1:登壁2日休みの二日目に。

*2:無理はよくないが現状維持でもない?
生活ボルダリングの目的たる身体性の賦活が「維持」かどうかは謎なので「探る」です。

*3:空腹と体重減を不安にしない。

*4:ホームセンターに竹炭を買いに行こう。