human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

今日のぶり子:インスタント・ドリッパー

「ぶり子」はブリコルールの愛称です。
ブリ子よりはニュートラルだし、鰤子だとあまりにお魚なので。
前は勢いで鰤子と書きましたが、頭の中が鰤大根で一杯だったからです。

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この1枚に文脈がふんだんに詰まっていて、
そのどれもこれもがどうでもいい話ですが、
「どうでもよさ」は生活の大事な要素です。
気の向くまま書き連ねて行くことにします。

まえおき

学部生時代から社会人4年目くらいまではコーヒージャンキで、
一日3〜4杯は飲んでいて(飲まんとやってられん時期もあり)、
粉もミルで豆を挽くところから始めるこだわりようだったのですが、
たしか2年ほど前に試しにやめてみたら簡単にやめられました。

コーヒーメーカで一度に3、4杯作ってしまうと、
なんだかその日中に飲まないといけない気がしてきて、
そうして平日の夕方は夜に多く飲んでしまうのが不眠のもとで、
とはいえ「食後に胃を落ち着けるための一杯」の習慣は維持したい。

という考えのもと、その「一杯」は何でもよかろうと思い、
食後のコーヒーをカルピスに変えてみたら違和感も何もなく、
自分はコーヒー党でもジャンキでもないことに気づいてしまいました。
今は会社で仕事中にも飲まず、土曜のVeloceと日曜午後の一杯ずつのみです。


で、日曜午後の一杯についてですが、日曜の昼食はメニュが固定していて、
そのメニュは前に書いた記事の最後を参照してもらうとして、
リンク先の写真を2時間くらいかけて2セット食べるんですが、
イングリッシュマフィン4つに対してコーヒーはコップ1杯分なのです。

そしてマフィンを一口食べるたびにコーヒーを一口飲むので、
ふつうのコップ1杯だとコーヒーが足りなくなります。
あと、コーヒーにこだわらなくなった今はドリップパックで飲んでいて、
それも帰省時に実家から大量に持って帰るからというだけの理由です。

ほんだい

以上が話のまえおきで、つまり状況を整理すると、
ドリップパックでコップに溢れるほどコーヒーを淹れたい
という要請が週に一回の頻度で発生しているということです。
パックをコップに引っ掛けて淹れてもコーヒーは6,7割しか注げない。

それで、つい先週まではパックを片手で持って湯を注いでいたのですが、
今日も同じようにやろうとして、ふと「煩わしいな」と思ったのでした。
ブリコルールとしては、やはり便利な物を買って済ますのではなく、
身近にあるものを使ってこの生活上の要請に応えねばなりません。


というわけでマフィンをグリルで焼いている間に考えてみました。
中学の理科の実験でフラスコや試験管を浮かして支える器具をまず連想し、
立てるポールと横に伸びる軸とパック固定部になる何かを脳内で探しましたが、
お手頃なものはなく、本を積んだりするのも手間だし安直に過ぎます。

次に「土台が無ければ吊るすか」と思い、吊るす場所とモノを考え、
冒頭の写真のような形になりました。

とりあえず今回の必須の構成を以下に列挙してみます。

 (1)台所の網棚
 (2)まな板用の伸縮式足場
 (3)紐付き洗濯バサミ
 (4)S字フック
 (5)フリークリップ

ドリップパックとコップは説明不要なので除外しました。
電子レンジの皿はそばにあったので使いましたが、必須ではありません。


まず、1〜4は台所にありました。
1、2はシンクに常在するもので、すぐ目に付きます。
3はたまたま網棚に引っ掛けていたのですが、これには別の用途があって、
花粉症の時期に、目に付くように飲み薬を挟んでぶら下げていました。

 これは備忘のためというよりは、
 「花粉症の時期だから仕方ないよね」という現実を、
 ふらふら揺れるフェキソフェナジン錠が諭してくれるような効果を期待して…
 あ、そういえばもう「スギは過ぎ」ましたね。今年は少なかった気がします

4は台所の引き出し(輪ゴム、ラップなどを収納)に入れていました。
ここに入れた理由は記憶にありませんが(しかしこういう時に存在は思い出す)、
このS字フック(2つ入り)を買った理由は覚えています。
2つの片割れは、帰郷のためにリュックの中に収納しています。

…とだけ書くと意味不明なので解説すると、
年の暮れに新幹線(ひかりorこだま)で小田原から京都まで乗る時に、
日頃から立ち読みで鍛えている足腰を活かして車輌の連結部に立つのですが、
リュックが重いと背中がつらいので手すりにぶら下げる用のS字フックです。

そして5ですが、これはゴムバンドを買った時に一緒に買っていたものです。
詳細はリンク先にありますが、リュックに傘をさすジグとして有効なものを
百円ショップで探した時に、1つに絞り切れなかったのでした。
結局ゴムバンドが採用され、クリップは洗面台下の収納棚に放り込まれました。

そのクリップが約2ヵ月後に、別の形で役に立つことになったという次第です。

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冒頭の写真「即席ドリッパ」ですが、
週一で使うぐらいであれば及第点かな、と思います。
ただ、ドリップの銘柄によってクリップの挟み方が変わりそうなので、
その都度の調節が必要になると思われます。

 × × ×

なんとなく淡々と書いてしまいましたが、
ぶり子の活躍を見るのは微笑ましいですね(他人?)。

というわけでブリコラージュ的な記事に付けるタグを作成しましょう。
このタグの親はやはり「生活」タグになるわけですが…
親とくれば「長女ぶり子」かな…
あるいは「小ぶりのブリとぶり子の拳」とか(早口言葉か)。


うーん、あまり納得していませんが、
とりあえず「ぶり子ライフ」にしておきます。
「長女ぶり子の生活と意見」でもいいんですけど、
意見というほどでもないし。

もうちょっとしっくりくる名前を考えておきます。