human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

「二重ひねり和歩 その2」について

内容的には前回↓の続報になります。

前回に「交互に片手を握りながら歩く」2つの方法を書きました。
今日はその後者をしばらくやってみて、慣れてきた感じがしました。
腕を前に振り出す時にその手を握るので、杖で喩えれば後ろに下がる動きになる。
それが違和感のもとなのももっともですが、歩く間に別の解釈も思いつきました。

たとえば左足を踏み込んでいる間に、右腕を振り出して右手を握るわけです。
踏み込む左足は、身体全体に対しては後ろに置いていかれることになる。
たとえば、その間に力を入れている左足と右手をベクトルで表した場合、
スカラが等しいとすれば、その合力は(方向が対称なら)相殺されることになります。

これはきっと「中心(臍下丹田のことです)を出す」うえでかなり都合が良い。
たぶんこれをうまくやれば、中心を出そうと意識せずとも中心が勝手に出る。
この歩き方を前々回の模式図を流用して表すと、以下のようになります。
踏み込んで後ろになる足と、前に振り出す手(腕)を意識するわけです。
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それで、上記の違和感をなくす方法として2つ考えています。
一つは四足動物のアプローチで、それぞれ逆の前足と後足が同時に着地するイメージ。
いま一つは、「右(左)手と左(右)足の同一化」で、まあ前者と同じく連動させるのですが、
イメージは「音楽」で、力を入れる手と足が同じ拍を刻むようにするのです。

和歩をこれまで考えてきて始めて音楽と繋がったので、元音楽人としては嬉しいです。