human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

五・合! ユーバリ

本記事は紹介されている作品を知らない人には意味不明な内容です。
興奮して書かずにいられなかったという、ただそれだけです。
タイトルの音でピンときた人がいれば、それだけで本望です。

 × × ×

先週から『草子ブックガイド』(玉川重機)を読み始めたと先週書きましたが、
それまでは『蟲師』(漆原友紀)と『宝石の国』(市川春子)を交互に読んでいて、
時々気分で別のマンガを読む週もあったり、
間があくとちょっと戻って同じところを読んだりして全体的に遅々として進まず、
(「毎週日曜に読む」のは、1章か2章程度です)
つまりは未だに『宝石の国』の2巻を読み終えていない遅読っぷりなのです。
過去の記事↓を見ると、半年前には読み始めているはずなのですが…
cheechoff.hatenadiary.jp

今日は「間があいた」のでたぶん3、4度目くらいの11,12章を読みました。


一方でたしか去年の暮れる前くらい(いつだ)から「毎週1作映画鑑賞」を始めていて、
洋画と邦画を交互に観る以外のルールを設けず気ままにTSUTAYAで借りて観ていますが、
もともとこの習慣を始めたのは内田樹氏の映画批評が面白かったからで、
(氏の昔のブログにそういう記事が多くありますが、
 著作でいえば『現代思想のパフォーマンス』、『映画の構造分析』がオススメです)
つまり氏が批評していた映画タイトルを何となくおぼえていることがあって、
TSUTAYAで棚を眺めていて衝動的に手に取ったDVDが「それ」だったりするんですが、
先月観た『パルプフィクション』(Q・タランティーノ)が破茶滅茶に面白くて、
(ちなみに観終わってから「ハイライトはどこだったか」を考えてみると、
 ストーリーとは全然関係なくて本編中盤の、ユマ・サーマンの「ケチャップ」でした。
 あれだけ大胆不敵・傍若無人に振る舞っておきながら最後のアレは卑怯なくらい可愛かった)

タランティーノを全部観てやろうと思い、昨日『キル・ビル1』を借りて、さっき観ました。


タランティーノ映画はショッキングな展開が前置きなく始まるようで、
何でもないシーンに伏線みたいな意味深なカメラワークがあったりもして、
基本的にどんな場面でも目が離せなくてグイグイ引き込まれるんですが、
さっき観ていて、あるシーンに『宝石の国』のある場面が連想されて「お?」と思い、
もうしばらくして再び同じく連想がはたらいて「おおお!」と思って、
驚いたのはその連想した2つの場面はともに今日読んだ箇所なのでした。

 (1)動かなくなった足が、再び動き出す
 (2)師匠(先生)から刀(剣)を受け取る


だから何だといえばそれまでですが、シンクロ度が異常に高くてびっくりしました。

 × × ×

キル・ビル Vol.1 [DVD]

キル・ビル Vol.1 [DVD]

宝石の国(2) (アフタヌーンKC)

宝石の国(2) (アフタヌーンKC)

 × × ×

「五合」の話は次(←アテにならない)に書きましょう。