human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

省エネクロール+煽足

相変わらずプール通いは続いています。
先週は今期最多の週5ペース(ふれあいプラザ休館の木曜と、日曜は自宅休養)、今週は今のところ週4ペースです。
プールまでバス2本乗り継ぎor徒歩100分超なので、雨が降ったりすると行く気が少々削がれます(雨の日のバスは道路が混むので好きではありません)。
最近は雨の日が多くて、昨日は体の疲労具合という点で十分行けたのにサボってしまいました。

それはさておき。

本題

プールではクロールor平泳ぎですが、速く泳げるようになるのが目的ではなく、体力作りも少々ありつつメインは「水に親しむ」ために泳いでいます。
漠然とした言い方ですが、筋肉を酷使してごりごり泳ぐのではなく、局所的な負荷を減らして身体全体を使ってしなやかに泳げればいいなと…具体的にどうするというのがないのでどうしても抽象的な表現になりますが。

と、思っていたのですが、数日前に「古式泳法」というキーワードを思い付きました。
昔の日本人の身体の使い方は甲野善紀氏が探究されていますが、それは上に書いたような筋肉に頼らない身体全体を使う一つの理想型です。

で、youtubeでそれっぽい動画をいくつか見てみて、びっくりしました。
画質のよい動画を一つ張っておきます。

日本泳法「水府流水術」 ―KEIO HAYAMA

「顔を上げながら」「楽に泳げる」が、「スピードは出ない」と言いながら(どこかのサイトにそう説明がありました)、泳法によっては推進力抜群にも思える。
どうやら足の動きがミソで、動画では色々と泳法の名前が出てきますが足の動きとしては大体が「煽足(あおりあし)」のようです。
古式泳法の説明サイト→泳法図解

この煽足をやってみようと、今日はフリーコースでビート板を使って練習してみたのですが、動画で一度見ただけでできるものではなかったです。当然ですね。

その煽足と横泳ぎ(動画で身体が横を向いてるのは大体横泳ぎと呼んでよいと思います)は全然できなかったんですが、完泳コース(25mの途中で立ち止まれないコース)で「省エネクロール」(←見よう見まねの独自開発泳法。詳細は下記リンク参照)をやっている時にふと出来心で、バタ足の「右足1パタ」のかわりにエセ煽足を導入してみたところ、以外にはまってスピードが向上(たぶん)しつつリズムを崩さずに泳げました。
cheechoff.hatenadiary.jp

この「省エネクロール+煽足」のスタートからの身体の動きのリズム(順番)を書くと、

 壁を蹴る
 →(1)右足1パタ(最初だけ)
 →(2)右手掻き
 →(3)左足1パタ
 →(4)左手掻き
 →(5)煽足
 →(6)右手掻き
 →(以下(3)〜(6)繰り返し) ・・・(※)

ということになるんですが、体が横に傾いた状態で平泳ぎの足掻きをやると煽足のようになることをやってみてから気付きましたが、細かい動きを全く考えないで足を掻いているのでまず間違いなくエセ煽足になっているはずです。

なので動画や説明サイトを詳細に参照しながら今後フォームを修正していくのがよいと思うのですが、煽足を省エネクロールに導入する際の注意点としては元々のバタ足を体全体の回転に利用しているため、煽足も体の回転を推進するように行う必要があることです。
この回転については上で「良さげ」と書いたように実は今日(導入初日)の時点でクリアできているのですが、これは逆にとらえると「今できている回転を維持しながらフォームを修正しなければならない」のですね。

できるのかな…もちろん展開として面白いのでやりますが。


ところで、(※)の煽足から次の煽足までの連鎖的動作による推進力は僕が今まで体験したことのなかったもので、速さは求めないと言いつつ魅力的なことに違いはないので、しばらく試行錯誤を続けてみようと思います。

現状なんとかした方がいいと分かっている点はあと、煽足動作の中の両膝を曲げる時に減速してしまうことと、左足1パタと比べて煽足1回は時間がかかるので手の動き(具体的には左手掻きと右手掻きの間)に空き時間ができてしまうことです。
前者は煽足のフォーム改良で、後者は煽足をするタイミングで改善できるかなと思います。


この泳法の名前を考えておきましょう。
足が大変になるから省エネではなくなるんだけど…いやその分だけ手(腕)が楽になるからやっぱ省エネになるかな。
えーと。