大文字山(現実の滝と幻の滝)〜鹿ヶ谷
一日あけて、新コースを開拓すべく今日も大文字山へ。
以下、時系列順で写真を並べます。
一本歯で上る時にいつも履き替えている「登山口の地蔵前」。
今日は写真だけ撮って通り過ぎます。
砂利道が終って橋を渡るところ。
橋を右に渡れば火床を経由できる大文字山の山道。
まっすぐ行けば古い山道。
今日はまっすぐ行き、薄い流れの川面を渡ったあとに古道を逸れて急勾配の地肌階段を上ります。
前にも来た分岐。
9日前に来たときもほぼ同じところで撮っているので上下で見比べてみると…。
変化が大きい。
紅葉の季節ですねえ。
今日はちょうどこの分岐の手前でハイカーさんとすれ違う時に道を聞けました。
目の前にある沢を渡って進めば滝があるとのこと。
(「"○○滝"と"幻の滝"の2つがある」と聞いたんですが、後者の名前のインパクトに負けて前者を失念してしまいました。まあ検索すれば出てくるのでしょうが…便宜的に本記事では後者を対照的に"現実の滝"と呼びましょう)
前に来た時は沢に遭遇した時に、沢沿いに上るか下るかしか考えなかったんですが、渡るという選択肢もあったのですね。
新しい道を行こうと思っていたので早速聞いたコースへ向かう。
前はここを下っていったんですが(いい色になってますねえ)、
沢を渡って奥へ進みます。
こういう「おあつらえむき」というのか、「進むがよい」と言われてるみたいな道は好きですね。
ちょっと何の写真か忘れましたが、どちらもたぶん分岐で、下の写真付近の枝には道標↓があった、のだったかな。
○○滝。読めません。
どーん(?)
滝の近くまで下りてきたところで紅葉がいい色をしていたので、ばしばし撮りました。
以下、紅葉タイム。
黄や赤の中の緑も映えます。
逆光撮り。何を目論んだのか不明。
滝に着きました。
幻ではなさそうなので、これは現実の滝ですね。
ここで昼食のパンを1つ食べました。
滝と紅葉。
滝壺は大人一人が行水できるちょうど良いスペース。
ハードボイルド・ジャグジーですね。
現実の滝見物を終えて元の沢沿いの道に戻って進むと、ちょっとした勾配でまとまって流れている箇所がありました。
うーん、滝とは言えそうにないが、「滝と見まがう」程度には滝らしいということで、うん、これが"幻の滝"ですね。
そういうことにしておきましょう。
というわけで山科のハイカーさん情報の「2つの滝」を制覇しました。
幻の滝。
まことに「まぼろしい」(形容詞)ですね。
幻の滝から少し上ったところには石を積み上げて堰が作られていました。
流れを小さくしているのかな?
まさか、これが「まぼろし化」の原因か?
…唐突ですけど、ふとこの本のことを連想しました。
面白いですよ。
- 作者: 赤瀬川原平,南伸坊,ねじめ正一
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1997/04
- メディア: 文庫
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
えー、沢登り中でした。
「接写でござる」
栄枯盛衰。
沢の分岐。
ここはすごく耳に心地良い地点でした。
右上の紅葉落ち葉ゾーンに上って立ち止まると、いろんな方向から(主要なものは2方向)ちょろちょろと水の流れる音が聞こえてきます。
外界の音もあまり届きません。
座布団かなんかを持って来て、ここで瞑想するのもよいかもしれません。
「右の内耳」というやつです。
苔の上のポニョ(違う)
紅葉落ち葉ゾーンを上から。
ぎっしりです。
混ざるポニョと、
分かれるポニョ。
ポニョってなんか、なんでもそう呼んじゃいそうなキャッチーさがありますね。
子どもか。
沢の源。
地表から見えるところでは、ということですが。
水道管に関係なく水が染み出しています。
右の木の幹に、道標らしき「S」の文字。
今日はこのSに従ったんですが、結局Sが何か分かりませんでした。
山頂のSかなあ?でも山頂に着くまでにNに変わってたしなあ…
道が平坦になり始めたので昼食の2個目のパンを食べ始めました。
写真はほうじ茶ラテ(最近発売されたのだと思うんですが、美味しいですこれ。見かけもですけど、味もちょっと上品な感じがします)の上にのっけたフランスパン。
むちゃくちゃ硬いので、歩きながらゆっくり食べるには最適です。
今日は歩いてる間けっこう食べてたんですけど山を下りてもパンが1個半残ってました(今日登る前に買ったパンはフランスパン、バジルベーコンパン、明太高菜パンの3つ)。
なぜだろう…と思い返すと、パンを買ってから登山口に行くまでに訪問販売の果物屋さんにつかまって(歩行者にまで商いを仕掛けるアグレッシブで笑顔がステキなお兄さんでした)、ラ・フランスとカキを1つずつ買ったのをやはり山中で歩き食べしたからでした。
領収証を見ると、山形産ラ・フランスと熊本産太秋柿だそうです。
どちらも皮ごとガブリと食べられて、おいしかったです。
そうか、だから日が暮れてもまだ昼ご飯をぱくぱく食べていたわけか…。
えー、既に沢から離れて引き続き上っております。
「接写でござる」
新シリーズ(きのこ)開始か!?
なんとなく年輪のような感じがしたので引き寄せられて撮ってみました。
幅広の視界の広い道から勾配の急な細い道に入ってその道を上りきると3つの分岐があって、左方向(下り)には「出合垣」と書かれていました。
興味が湧きましたが今日はSを追うと決めたのでまたの機会にしました。
右方向(上り)。こちらに行けばよかったかも…と今は思います。
まっすぐ方向(下り?)にSがあったので、こちらへ進む。
下って行くと真っ赤な紅葉が。
先へ誘うかのようですね。
途中にあった水たまりをどう避けて越えようかと考え込んでいる時に、水たまりの中できらきらしているのを発見したので撮りました。
砂金かな…?
水たまりだったか沢の切れ端だったか忘れましたが、ただの水たまりなら砂金なわけないですね。
さっきのSからあとは下ってどこかの道に合流して上って、をやっているうちに道らしき道がなくなって、しかもけっこう勾配が急になっていて(幅広の視界が広い場所だとこういう変化に気づきにくいのです)どうしようか戻るべきかと悩んで、戻るならけっこう戻らにゃならんなあと思って、とりあえず落ち着こうと用を足すと(まあ長丁場ですから当然そういうこともあります)、視界の先の方(決して道には見えない…のだけど写真では分かりにくいですね。木の間隔が広いからかな)に帯らしきものが見えたので、あれを確かめてから戻ろうと思って上って行くと水色の帯でした(上の写真の左下にあります)。おお!と思って上っていくと…
道のようなところ。細い隙間を進んでいくと、
進んでいくと、
黄色いロープが張られている所に着きました。
一応安心して良さそうです。
しかしSはどこへ…?
上っていくと看板が。
トンボ?
すぐ横には「山頂」の看板が。
で、クワガタ?
しかもKUWAGATAとある。
グローバリズムですなあ(違う)
左端の木にNの文字が。
N?
大文字山の「ん」かな(違う)
さっきの看板の道はかなり急勾配でしたが、進むうちに主要の山頂へ達する道と合流し、無事山頂(三角点)へ。
11時過ぎには出たんですが、太陽の位置からしてけっこういい時間になっています。
果物屋さんとのやりとりが長かったかな…。
山科のハイカーさんと会ったので山科まで行こうかと思ったんですが、時間的に厳しいかと思ったので今日は鹿ヶ谷へ行くことにしました。
前回↓に撮った山頂を過ぎた最初の分岐で、いちばんゴールが(=山を下りるのが)近そうなコースです。
cheechoff.hatenadiary.jp
日があまり届かない、鬱蒼とした雰囲気。
当然こういうところは苔が大好きで、僕は苔が大好きです。
というわけで以下より苔ラッシュ。
今日は接写が多いですね。
間伐でしょうか。
これを見た瞬間に「鬼ごっこやりたい」と思いました。
倒れた木の上をててーっと駆けるわけです。
猿か。
岩。
俊寛碑というものらしい。
この地図にある「滝」も行ってみたいですね。
今日の行程中に道に目星はつけておきました。
俊寛碑。
そばにもう一つ石碑が。
説明が漢文で書いてあります。
全部書き写してやろうか、とか思いました。
そういう日があってもいい。
滝がありそうな予感。
さっきの沢が落ちるところを少し下から撮影。
同じ上方を向いて、もっと下から撮影。
なんか、「らんま1/2」的な修行ができそうです。
岩をぴょんぴょん跳んで伝っていくアレです。
- 作者: 高橋留美子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/06/14
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
同じ上方を、さらにもっと下から撮影。
そそられますね。
ぐいぐいと。
日暮れが近い。
ゴールが近いようです。
山を下りたところ。
不動さんがあります(「不動産」ではない)。
ふう。
以下は帰りがけに寄ったところ。
鹿ヶ谷は銀閣寺から近い(鹿ヶ谷から少し降りれば哲学の道がある。丸太町通よりも今出川寄り)ので歩いて帰れました。
ちなみに、帰りに見た地図によれば蹴上もそう遠くない(蹴上から市街へ下りてくると三条通に至る)ようなので、もう少し早く出発できればこちらも全行程歩きで行けそうです。
蹴上は大文字山三角点を越えた最初の分岐で別の道を選べば行けます。
安楽寺。
入口の門は閉まっていました。
来週から特別拝観が始まるようです。
夜の吉田神社。
ブレてないのはちょうど良い切り株があったからです(タイマーで撮影)。
今日は右足の指の付け根のタコが痛くなりませんでした。
靴下は薄めのやつだったのに…靴紐をきつく結んだからかもしれません。