human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

漸く落ち着いて

前に書いた「流れ」についてですが、
これには乗らないことになりました。
まあ、しかたないですね。

この件についての感想は、
「自分もまっとうに成長したなあ」
という一言だけにしておきます。

 × × ×

今日偶然読み始めた『ゲド戦記』(ル・グウィンの原作小説の方)もそうなんですが、
なにかの節目にそれとなく読む文章が非常に高確率で身に染みます。
こういうの横文字でなんていったっけな…
セレンディピティ」ではなくって…
内田樹氏がよく使うんですが。

さっき読んだ小田嶋隆氏の日経BO連載の最新記事もそうで、
「そうなんでしょうね」と思わず溜め息をついた箇所を抜粋しておきます。

われわれが政治の話を嫌っている理由は、権力の陰謀だとか、そういう話ではなくて、おそらく、単に、わたくしども日本人が、他人と論争するタイプのコミュニケーションに慣れていないからだ。それほど、われわれは揉め事がきらいなのだ。
(…)
私たちは、異なった意見が互いに対立することになる現場を恐れ、論争を恐れ、もしかしたら、生身の人間が真面目に対話することにすら、生理的な恐怖を抱いている

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今回の挿絵内コメントには吹きました。
「にげだした」とひらがなで書かれると、
挿絵のゴーシ氏がポケモンみたいです。


p.s.
しかしこのゴーシ氏、高校で同じクラスやった「ぽ氏」にそっくりやなあ。
理数科のメンツやったらわかってくれると思います。