human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

グリ・ルパンⅠ世、すっぽこ、轍残君

生活の話です。

昨日は有休で、一日かけて『僕の叔父さん 網野喜彦』(中沢新一)を読みました。
「農業の中の非農業的な部分」の話に強く惹かれましたが、
それとは別の箇所で料理の話があり、「一人用の土鍋が欲しい」と思ったのでした。
野菜を出汁と味噌で煮込んで雑穀を入れて、調理した器でそのまま食べる。

いいなあと思い、今日はBookOff-Veloceの帰りがけにホームセンタに寄りました。
「新生活フェア」をやっていて、そうか今は年度末かといまさら思い至りました。
どうも新聞を夜読むようになってから、日付と曜日感覚が薄れてしまったようです。
それはさておき、フェアの雰囲気に飲まれていろいろと買ってしまいました。

土鍋を探している間にグリルパン(グリルに使うフライパン)に目が留まりました。
何度か魚を炒めてモロモロになった経験(サワラは本当に脆かった)を思い出しました。
グリルは掃除が面倒で使わないのですが、このパンを使えばお手入れラクチン、とある。
最近"魚派"であることに気付いた僕には「渡りに哲也」でした(マグロ…)。

というわけで土鍋でなくグリルパンを買い、「マットにもなるミトン」も買いました。
このマットミトンは「物が増えなくていいな」と思って悩まずカゴに入れたのですが、
今日早速使って、いざグリルからパンを取り出した時に「ありゃ」と気付きました。
ミトンで掴んだパンをマットに…マット? 「ちょと待っとれ、何見とんねん!」


あと、スーパでもいつもと違うものを買いました。
ひとつはメザシで、グリルパンの「初物」として選びました。
4尾ずつが串で目刺されていて、かえしがラクチンでした。
しかし目を刺せばなんでもメザシになるのでは… 「かえるくん、メザシになる」

グリルパンについていた「鮭の南蛮云々」のレシピを参考に味付けをしました。
油をたらして焼き上げてからタレを馴染ませるとよい、とあり、
タレは手元にあった黒酢、出汁(瓶)、醤油、てんさい糖を混ぜて作りました。
メザシはあと2日分(2串)あるので、ジャバラと、あと唐揚げ粉を試す予定です。

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(3/22 メザシの唐揚げ@グリル、です)

もうひとつは片栗粉で、これは農業新聞の記事↓を見て思いつきで買いました。
農業新聞のよいところは料理記事が多いことですね。
郷土料理の紹介(2/3ページ分)と食材紹介(3/2ページ分)が各々週一で載ります。
先週は「すっぽこ」(宮城県美里町)という野菜煮込みうどんが紹介されていました。

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材料に片栗粉があり、文には「食べやすいようにとろみは薄めにする」とある。
写真を見ながら想像するうち、「味噌汁に片栗粉入れたらええがな」と思いました。
それで今日スーパで手に取って、原料が馬鈴薯であることを初めて知りました。
というより、単に「白い粉」としか思っていませんでした(怪しい表記)。

すっぽこは写真右側で、左側は今日付の牛乳の紹介記事です。
牛乳はいろんな料理に使えますよ、として煮魚、納豆、味噌汁が例に挙げられています。
あとは奈良の郷土料理「飛鳥鍋」の味付けは牛乳(昔はヤギ乳)と味噌だ、とある。
僕はやっぱり味噌汁に目が行き、「近いうちに試してみよう」と思いました。

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和歩るデッサン君。
降矢木残轍(@『あ・じゃ・ぱん』)に因んで「轍残君」にしようかしら。
「轍を残す」と書く。素敵な名前です。
舗装された道を残しても面白くもなんともないですしね。