human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

三本軸の両側がぐりぐり動いて歩く話

 
身体性に関するメモです。

最近、一本歯で夜の散歩を始めて、
一度で30分〜2時間くらいと幅はあるんですが、
毎度なにかしら発見があって、
でも今日さっき行ってきた中の発見が面白かったので、
そのメモ。
 
身体に三本の軸が通るイメージを多田容子氏の古武術の新書で読んで、
これはいいなあと自分の中で、歩いてる時など時々思い出すんですが、

(身体の中心軸のほか、左右各々、肩甲骨から脚に貫く二本の軸、で計三本)

今日その、両側の二本がぐらぐら揺れるイメージを初めて持ちました。
(今までそんな絵を考えたことはなく、三本はいつも平行でしかなかったのですが…
 考えて見れば当たり前なんですが、動く絵を全く想像しなかったのが不思議ですね)

前回のナイトウォークで、一本歯下駄を骨と見立てるイメージを思いつき、
でもそれだけだと全身に意識がいかないなと、今日はその延長で色々試していて、
左右各々、下駄骨と肩甲骨をセットにして一体化すれば身体のブレが減ることに気付き、
この「一体化」はまさに多田容子氏のあの二本の軸だなあ、という連想がはたらき、
もちろんこれは歩いている間のことなので、その二本の軸は、
竹馬の棒のごとく傾きを刻々と変え、平行になったりハの字になったりする。

その一方で、身体の中心を通る軸は、ずっと地面に対して垂直に屹立しているわけです。
(前傾姿勢なら多少は傾くかもですが、歩行の間その傾きはだいたい一定のはずです)
 
この、中心軸がピッタリと、その左右の軸がグラグラという絵が面白くて、
同時に複雑でもあるなと思って、
この複雑の意味は、「イメージ化できないと実現できない動き」かもしれなくて、
あるいは甲野善紀氏のいう「異方向異速度同時進行」の動きの一種かもしれず、

いやー面白いな。
 
(身体の軸に関する話は↓の記事の前半でも詳しく考察されています)
cheechoff.hatenadiary.jp