ふと思いついて、鎖書店のコンセプトを書いたページ内容を改訂しました。
いままでは販売サイトを立ち上げる時に勢いで書いた内容オンリーのごつごつした文章だったんですが、久しぶりに最初から読もうとすると、自分で書いた文章ながら読みづらかったので、読みやすさを重視して修正を施しました。
すると口語調というのか、内田樹氏の本のまえがきのような文体になりました。
内容は変わっていないのですが、コンセプトの主軸が「非消費者的な読書」であることを改めて認識したので、文章の頭にそれを持ってきました。
ここに書いてある論理が購買的な魅力になるのかどうか、
それを「それはあなた次第だ」と言ってしまうのは、
マーケティング的な観点でいえば上手ではないのでしょう。
まあ、それはそうとして、
非消費者的というのは非匿名的でもあって、
それは読書自体も非匿名的になるんですが、
(ということは「匿名的な読書」なんてものもあるわけです)
この観点からの掘り下げがなされていないので、
折りを見てまた考えようと思います。
いま懸命に読解を進めている『生活世界の構造』(アルフレッド・シュッツ)という本に、他者経験の匿名性・非匿名性についての話があったので、この本を引用して思考を進められるかもしれません。
× × ×
- 作者:シュッツ,アルフレッド,ルックマン,トーマス
- 発売日: 2015/11/11
- メディア: 文庫