human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

タイムリィな変化に鉢合わせしたので

1週間くらいぶりに内田樹氏のブログを訪れるとHP構造が一新されていました。

tatsuru.com

スマホ対応なのか、すごくシンプルになりました。
前みたくブログ記事の両側に著作紹介やらツイッターやらがごちゃごちゃ表示されなくなったので、見やすくなって僕はありがたいです。

で、ウチダ氏は著作が売れ始めるずっと前からブログを書いていて、僕は院生の時に研究そっちのけで読みふけっていたので内容には親しいのですが、いかんせんアーカイブが未整理で参照性がイマイチだったのでした。

そのあたりのところを、ウチダ氏のウェブ長屋にお住まいのハヤナギ氏のブログ↓(これもまた「路傍放置的アーカイブ」の典型のような、いやネット黎明期のHPはみんなこうだったかも)をさらーっと流し読みしていてたまたま見つけて(サイト内で「千葉すず」で検索して4つめのあたり),「千葉すずについての記事」が気になって、新しくなった内田氏HPのアーカイブで検索すると、あった!

ヘル葉柳の長崎通信

あったというか、正確には、「千葉すず とほほ」でgoogle検索して旧サイトのアーカイブに埋もれていた旧ブログ「とほほの日々」の記事内容がキャッシュで引っかかったのでその日にちをもとに新サイトで探すと、日別のきれいな形で当時の日記↓が閲覧可能になっていたのでした。

blog.tatsuru.com

この記事は今のような売れっ子著作家になる前の氏の消息を伝える意味で貴重な存在です。
貴重といっても、このような書き散らしが全て残っているわけなので、希少というわけではないのですが、氏が誰からの依頼でもなく気ままに健筆を振るうた思考の軌跡には、色褪せない活気があります。

ハヤナギ氏のいうように、「思考のカンフル剤」としてうってつけの文章です。