human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

笠原メイの手紙

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みたいだなと、ブログ投稿メールを送り続けるうちに思い付きました。

笠原メイは『ねじまき鳥クロニクル』(村上春樹)に出てくる女の子で、小説の中盤に彼女が主人公「ねじまき鳥さん」のもとを離れてから彼に宛てて書いた手紙が、その内容を断章として時々出てきます。送ったつもりの手紙は、後に再会した時に届いていなかったことが判明します。

学生時のチャリ旅ではネットカフェでブログを書きながら今回と同じく携帯からも投稿していたんですが、出発前にちゃんと投稿できているかを確認していました。今回はその確認をしていないので、写真が載っていないとか、あるいはまるごと投稿できていないなんてこともあるかもしれないと思い、でも上記の手紙のことを連想して「それならそれでいいか」と思うに至りました。

笠原メイの手紙は「ねじまき鳥さん」に届かず、その内容は小説の読者のみが知ることとなりました。では投稿されていなかったメールは…果たしてどこへ行き着くのでしょうか。


長かった旅は明日で終わり、心機一転、一から新しい生活を立ち上げることになると思います。気が向けば何か後記を書くかもしれません(少なくとも一本歯のことは報告の意味で書くつもりです)。

南無大師遍照金剛。