前の話(の中の篠笛の話)↓の続きです。
TSUTAYAに借りに行って、「夕焼け小焼け」とかの童歌集みたいなのはなかったんですが(動画で検索すれば出てきそうですがそれはやりません)、探していたものに近いものに「正調日本民謡」があったので借りてみました。
(東日本編は棚になかったんですが、ちゃんと聴き始めるとこちらも聴きたくなってきます)
- アーティスト: 堅田喜三久,西田和枝,丸山正子,西富今子,橘ますえ,老成参州,望月太八,美波駒寿美,宮城繁,小山貢
- 出版社/メーカー: バンダイ・ミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1996/09/21
- メディア: CD
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名前を知っている民謡はいくつかあって(阿波踊りとかよさこいとか)、でも名前だけでうたの方を知らなかったんで聴いてみていろいろびっくりしました。
(阿波踊りは「おどるアホウにみるアホウ、おなじアホならおどらにゃソンソン」が有名ですがこちらは囃子で、うたの方はコブシというのかビブラートのようなものがうねうねぐちゃぐちゃして音節を圧倒していてなにを言っているのかわかりません)
それはいいんですけど、大体の曲に笛が入っていて、当初の目的(民謡における笛の吹き方を知る)にもかなうし、もっと根本的なところで、ずっと聴いている(ここ一月くらい昼食時に聴き流しています)と日本民謡の「こころ」がわかってくるような気がします。
最近朝食時に読んでいる『あわいの力』(安田登)に、西洋音楽と日本古来の音楽について「未来を先取りするリズムと現在進行形の節」として対比させて書いてある部分があって、録音されたうたのリピート再生だと「現在進行形」の感じは薄れそうですが(民謡はもとは即興だったのでしょう)、この考え方をもって聴けばより「こころ」に近づけるのかもと勝手に納得して聴いています。
さて、今日書こうと思ったのは篠笛のレパートリーの話です。
上記の借りたCDの曲はそのまま吹けるようになることは考えていなくててきとうにぴろぴろやるときの参考になっているんですが、てきとうに吹いているうちに出せる音が増えてきて(教本はあるんですが最初の数ページしか見ていません)、それに連れて吹ける曲や吹けそうな曲も増えてきたのでちょっとメモしておこうと思ったのでした。
前に書いた以外の曲を書き出してみます。
・大きな古時計
・蛍の光
・???(曲名忘れました。童謡だと思うんですが「なつがく〜ればおもいだす〜」と高めに始まる曲。)
・風のとおり道(「となりのトトロ」の曲です)
・DQ3・ジパングの曲*1
・パリは燃えているか*2
昔に聴いた曲や好きだった曲が楽器の演奏につられて自分の中からでてくるのはいいものですね。
楽しいのもあるし、人生の蓄積を垣間見るようでもある。
人生というとおおげさですが(そしてまだそれを語るほどの歳でもない)、今まで触れてきた音楽はちゃんと自分の深いところにひっそりといて、あるいは上から(つまり僕の意識が)呼んでくれるのを待っているのだと想像すると、、
なんでしょうね。