human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

公開講話についてのメモ

昨日は野口裕之氏の公開講話を聞きに京都研修会館まで行ってきました。
受付でサインした誓約書に「本講話の内容は公開しないこと」とあったので、ここでは講話の内容についてはほんとうに漠然としか触れないことにします。

 × × ×

メモは許可されていたのでB6のロルバーンのノート2ページほどとったメモを夕食時と帰宅後に読み返しました。

そうだ、研修会館へは行きは三条京阪からバス一本で近くまで行けたんですが(バスが遅れたのと最寄りのバス停に着いてから地図があるのに迷ってしまい20分遅刻しましたが)、帰りは同じバス停から乗ったら京都駅行きらしく、変にルートが長かったので途中の千本丸太町かそこらで下りてあとは歩くことにし(そのバス停で下りた直後に振り返ると三条京阪行きのバスが来ていて、反射的に動けずに乗れなくてそのときは後悔しましたがこれはそのときだけ)、丸太町通を歩いているつもりが千本通だったりしてけっこう歩いたんですが、帰ってから夕食を作る気にはならず途中で食べて帰ろうと思って店を探しながら歩いていて丸太町通の鴨川近くに昔は高級洋食屋だったのが今は魚の定食屋になっているお店を見つけて、入って頼んだハタハタの塩焼き定食の魚がもの凄いボリュームで食べるのに1時間以上かかりましたが(頭部がまるごとでてきました。大きい魚の目玉を食べたのはこれが初めてで、眼球の歯応えの感触が今でもありありと思い浮かびます。喩えればボンドか接着剤かなんかの乾いた塊を切れ味の悪いハサミでぐーっと少しずつ食い込ませながら切断するような感触)大満足で、きちんとした魚を出してくれる食事どころが近くにないので(ちゃんと探していないのもありますが)この発見はとても嬉しかったです。前の店の洋食屋の時に何度か行っていたので空間的にも馴染みがあるのです。しかし魚の定食って食べるのに時間かかるし、席数が少ないのにボリューミーかつあんなに安くて採算がとれるのだろうかと心配です。


それはさておき、講話の中には自分の関心に応えてくれるものや今の生活方針を励ましてくれるものがあり、また実習の中には僕自身の身体運用に対して活用(または応用)できるものがありました。

励ましてくれる、と書いたのは、野口氏が「これからの(ある方面の)若い人々に期待している」と言われた時に、僕はたぶんその「ある方面」に含まれているという気がしたからです。
この言葉を聞いて、今自分がやろうとしていることを成し遂げたいという思いを強くしました。

実習の中で、「身体性を賦活する方法」とでも言えるようなものを教授してもらい、実際に参加者とペアになってその方法の効果を体験することができました。
その体験はとても微かで精妙なものでしたが(このことの意味、すなわち身体の声を聴くためにどれだけ静かな環境でどれだけ耳を澄まさねばならないかを体験できたことの意味はとても大きいと思います)、わずかではあれ体験できた感覚を頼りに、一本歯歩行や水中ウォーキングなどに活かしていこうと思います。


とりあえず整体協会の会員にはならず、次回以降の講話や稽古会には参加しないことにしました。
僕自身の関心にとても深く関わることをされているのですが…理由はいくつかありますが、一つは近く遍路旅に出るし、帰ってきてからの身の振り方(どこに住むかも含めて)が全く立っていないからです。

思ったより早く(早春か、それより前に)出発することになるかもしれません。来週には関西にある遍路用具販売店を訪ね、歩き遍路経験者の方に相談できるようなのでいろいろ聞いて予定を立てたいと思います。