human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

アフリカンなジャズ曲を聴きました

料理と食事の間によくラジオを聞きます。

NHKをよく聞くんですが、土曜の10時からだったか、ゴンチチがパーソナリティをやっている「迷宮喫茶」という番組が、かける音楽もトークも落ち着いていて好きです*1
この番組では日ごとに決められたテーマに沿ってメンバー(3人いるのかな?)がそれぞれ選曲するんですが(例えば「迷う曲」とか)、昨日は「緑と黄色の曲」という不思議なテーマで、曲のジャンルはほんとうにばらばらなんですが、その中でビッグバンドジャズの曲が流れたので元ジャズ研としては聞き耳を立てたんですが、エチオピアのビッグバンドと言っていた気がしますが曲名は「Green Africa」と聞き取れました。

あとでyoutubeで探してみると、同じ曲でビッグバンドの演奏のものがありました。

 Mulatu Astatke - Green Africa - YouTube

ラジオで聞いた時ははっきり聞こえて、動画だとちょっと分かりにくい(ヘッドフォンで聞けばわかる)んですが、ベースラインがかっこいい。
管がばらばらな感じがしますが(即席バンドですかね?)、リズム隊が聴かせる曲なのでいいのでしょう。

このアフリカ調というのか、地響きズンドコな感じにはまって、コンマスらしきMulatu Astatkeという人のバンドの曲をいくつか聴いてみました。
この曲とかすごくよかったんですが、ベースの固定フレーズがヤミツキになりますね。
現役の時はこの良さがわからなかったはずで(きっと「飽きる」とか不届きなことを言っていた)、「無限に続くが如き感覚」が法悦境なのでしょう。
あと「勤勉実直なシンセシスト」ってなんかいいですね。見とれちゃいます。

 Mulatu Astatke & The Heliocentrics - Chik Chikka - YouTube

ところでアフリカの曲(というかタイトルにAfricaとつく曲)といえばすぐにAfrican Skiesを思い浮かべます。
手持ちの音源ではMichael Breckerのts&gtフロントの爽やかな演奏と、山野ビッグバンドジャズコンテストの演奏*2があります。
これらを聞き直して、せっかくだし他にどんなテイクあるかなとyoutubeで見ると、なんとメセニーがいました。
…というかバンドの中でPat Methenyしか知らないのですが、なんだか彼が弾くとなんでもコンテンポラリーっぽくなりますね。
偏見かな。

 METHENY/STENSON/LANDGREN/STRICKLAND/SANCHEZ/COLLEY - African Skies (live 2006) - YouTube

というわけで久しぶりにジャズを聞き込んだ二日間*3でした。
 

*1:CMがないし基本的に淡々とした番組が多いのでNHKラジオはいいですね。FM京都α-stationも平日9時からやってるエエコエの男性の番組も好きなんですが(ニュースの話題でアメリカが多いのは京都だから?)、CMとラジオショッピングが耳障りですね。

*2:過去の大会で入賞したバンドの演奏を収録したCDをジャズ研で所有していました(あるいはかのサビ先輩が持っていたのかもしれません)。第31回の演奏のようですが、どの大学かはちょっと調べた限りではわかりませんでした(出場大学を見た感じだと、国立か慶応かな?…と思ったんですが、聞き直してるとサックス隊のソロがあったんで明治ビッグサウンズですね。そうか、これ一位の演奏だったか…)。テーマに入る前のアーシーなイントロがむっちゃかっこいいです。

*3:先に動画だけ載せたのが12/3で、翌12/4に文章を加えました。