human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

腱伸の第十歩/ラーメン禁止令

二日連続で一本歯で歩いてきました。
今日(土曜日)は初の「賀茂川ナイトウォーク」。
前に書いた通り賀茂川河川敷の地肌は高野川より凹凸があって、その凹凸も「小さな川*1が形成された跡」みたいな規模の大きなもので、ちょっと前に靴で歩いた時は「一本歯だと危険だなあ」と思っていたんですが、いくつかの偶然が重なって*2本日初挑戦となりました。

前日に掴み始めたらしきコツを引き続き実地に移そうとしたんですが、凹凸が所々に激しくてフォームだけに集中して歩くことがなかなかできませんでした。
なので今日は足裏感覚の涵養が主な目的になっていたように思います。
よほど危ないところ以外は上を向いて歩き、踏み込みの微調整は歯底の接地感を初期インプットとして行いました。

加茂川は所々に公衆トイレがあって長距離でもいけると思い、今日は北山通りまで往復しました。
その帰りは東岸を下ったのですが、東岸の河川敷はそれほど凹凸がないため色々と微妙な差をつけた歩き方を試していました。

足場の状態を考慮に入れた一本歯での踏み込みの安定性は、踏み込む足への体重移動をなるべく遅らせることにあります。
踏み込み足への体重移動を少しずつ行い、軸足にも体重を残しておくことで、足場が悪い場合の踏み込みの微調整を行いやすくなります。
この軸足に体重を残す時間を延ばそうとすると、軸足の地を離れる瞬間の形が「アキレス腱を伸ばすストレッチ状態」となります。
これは一本歯ではなく靴や裸足においては、昨日書いた「足裏の指の付け根から踵にいたる部分のバネ」を使わずに歩く状態でもあります(僕は経験がないので想像ですが、ハイヒールもこのような歩き方になるんではないでしょうか)。

これを「軸足腱伸」と名付けておきますが、一本歯で歩くうえでこの歩行法は安定性を高めることができるのですが、靴や裸足で実際やってみればわかるんですが、地を強く蹴ることが難しくなります。
これはトレードオフかな…とさっき歩いている間は(言葉になる前ですけど、たぶん印象として)考えていて、しかし同時に「いや、一本歯ならではの方法かもしれんぞ」とも思っていました。
どういうことかというと、靴や裸足てアキレス腱を伸ばすストレッチをする時は足裏はほぼ地面に着いた状態ですが(踵が多少浮いている場合もあります)、いやそれは一本歯でいえば足裏がほぼ台の板に着いた状態になるんですが、ミソなのはこの台は(地面に対して)傾けることができることです。
つまり「軸足腱伸」を台が前傾した状態でできれば意外と良さそうと思っていて、しかしここにも慣用による身体ブレーキ*3が潜んでいるはずで、次回はこれを解除できるように工夫して歩いてみようと思います。


そうだ、あとこの歩き方が一本歯で必須になってくるようなら、普段靴で歩く時にも取り入れてもよいかもと思いました。
ナイトウォークの帰りに(一本歯からスポーツサンダルに履き替えた後で)ちょっと試してみたんですが、一歩の間隔は小さくなりますが脚の普段あまり使わないところを使うようでもあり(たぶん太腿の根元付近の内側)、どうなっていくか興味があります。

 × × ×

余談ですが自分のために書いておきます。

今日の昼はちょっとした理由でラーメンを食べたんですが(濃厚とんこつ)、美味しかったんですが食べている途中から舌が荒れ始めました。
火傷ではなく、体調を崩しそうな雰囲気もあったので、たぶん今の生活によって保たれている身体にラーメンが合っていないのだと思います。
帰りに歩きながらポカリスエットをがぶ飲みして、さらに夕食にがっつりサラダを食べることで、言い方がアレですけど「解毒」できたような気がします(「ワサビ菜」を大量に食べたんですけど、見た目的にも実際的にも消毒作用がありそうで、わずかにピリッとした辛さが身体に染み込むようでした)。

油がいけないのかな…まあ今は仕方ないですね。
とりたてて食べたいわけでもないので(外食しようという時に一人で入りやすいというだけです)、今後は注意することにします。

*1:川と書くと大きく見えてしまいますが、川幅は例えば30cmかそこらで、川になって水が流れた部分がその周りよりなだらかに凹んでいます。中には凹みの側面がなだらかでない箇所もあって、そういう所に一本歯で踏み込んでしまうとなかなか大変です。

*2:前日が高野川だったので「二日連続なら違う場所もいいかも」と思ったことと、一本歯で歩き始める前にトイレに行っておきたくて、加茂川西岸から鴨川デルタに渡る橋のそばにある公衆トイレに寄ったこと、ですね。

*3:アキレス腱のストレッチは足場が安定した所で行う、逆に言えば傾きが簡単に変わるようなぐらぐらした所ではストレッチをやらない、というのがここでいう「慣用」です。