human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

『朴歯の下駄』と身体教育研究所

出町柳の商店街(枡形商店街)に6年ぶりに行ったら、「上海ラヂオ」という古本屋ができていました。

 ふるほん上海ラヂオ

 ついでに商店街のページも。中ほどに「鴨川デルタ」のパノラマビューがあります。
 出町桝形商店街

1冊100円の棚が多くて旧BookOff常連の僕はつい吸い寄せられましたが(「旧」と書いたのは、こちらに来てからはまだ三条店に行っていないからです。神奈川にいた頃のように週一で通う気はもうないですね)、100円以外の棚では古書店ならではの「出版社に関係なく、著者やテーマで関連づけられた本配列」になっていて、興味のある本が同じ棚で集中的に見つかるという久しぶりの経験にわくわくしました。

そしてそれらの棚の中から「おっ」という本を見つけました。
野口晴哉氏の奥様、野口昭子氏の著書『朴歯の下駄』。

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野口晴哉氏の本は関連本も含めて何冊か読んでいて、それらの本に触発されて過去に(と言って今見たら今年のことですが)何か書いた記事がいくつかあります。
cheechoff.hatenadiary.jp
cheechoff.hatenadiary.jp
これらを読み返すとまた当時の関心が復活して今書こうとしていることが吹っ飛びそうなので今は読み返しませんが、その当時の関心のなかで今も覚えていることをメモしておくと、後者の「体癖論事始」を書いた時に関心があったのは、「僕は上下型の1種ではないか」ということを過去の経験をもとに検証することでした。
『野生の哲学』では体癖論は軽く紹介されている程度だったので、この検証をやるには体癖論をちゃんと勉強しないとできないという思いがあって「勉強したい」と当時書きましたが、時間が豊富にある今はうってつけといえます。
が、ここでは話を戻しまして。

『朴歯の下駄』を読んでいて、ふと思い立って整体協会のことを調べてみたんですが、甲野善紀氏が「随感録」の中で野口裕之(晴哉氏の次男)という人との関わりについて書かれていて、その野口裕之氏が所長をされている「身体教育研究所」というものがあると知りました。

 甲野氏の「随感録」の該当ページ
 「随感録」2008年5月 keikojo.com

調べて思ったことはここでは省きますが、この身体教育研究所の公開講話に行ってみようと思いました。
整体協会の非会員で初回だと、近くでは来年1月の講話に参加できるようです(講話のスケジュールにはまだ載っていませんが、説明文によればそのようです)。
実際に行ってみないと何とも言えませんが、甲野氏の話やHPを読んだ限りでは、会員になって稽古にも参加しようという気でいます。

3ヶ月以上も先の話ではありますが*1


では今日もこれからプールです。

*1:「書いておけば忘れない」というのは僕に関しては当てはまらず、むしろ「書けば忘れる」のですが、それは書きたいことを書き切ったという思い=安心感が忘れさせるのであって、今念頭にある関心を展開させるようにブログに書いて、その関心を日常で維持できれば「書くことで覚えておく」ことができます。予定帳のようなものを作りたくない(カレンダーが家にないので日付も覚束ないのですが)のでこのような記事を書くことになりました。