human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

魔女の味噌汁

「気分で野菜3,4種チョイスの週変わり味噌汁」習慣は相変わらず続いています。

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沸騰した赤い液体から白い泡が噴き出ています。
最初つくった時は「これは食い物か?」と疑うほどの衝撃でした。
この色は赤いカブのせいで(正式名は忘れた)、切るそばからまな板が染まったりして、
あと本体を角切りにしたら「なんかヤバい経過で赤黒くなったマグロの切り身」みたいでした。

見た目から味の予想が全くつかなくて、
それだから食べても合点がいかないというか味と見た目が分離したままで、
(味はふつうの味噌汁なんです)
この味噌汁を食べていた1週間は奇妙な夕食でした。

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泡が出ないバージョンの盛り付け後です(味噌の色が完全に敗北している)。
色の第一印象は理科の実験で見たなというもので、
なんだっけ、液をたらして酸性かアルカリ性かを見るようなやつで、
ヨウ素デンプン反応かそんな名前だったような。

まあ、料理も実験ですからね。化学反応だし。

 × × ×

視覚的後味がアレなんで、最近の中で出来がよかったやつものっけておきます。

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北京鍋で調理中。
これはこれでそのまま食べられそうですが、味噌汁の具です。
この週は長ネギとアスパラと長芋で、いい色に焼けています。
味噌汁の具は、炒め系の野菜は基本的に焦げ目がつくまで炒めてから煮込みます。

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出来上がり。
野菜に焦げ目をつけると汁にコクが出るし、
黒い焦げ粒が視覚的にもいいアクセントになります。
焦げ粒は北京鍋の鉄かもしれませんが…。