human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

レンコン、アナログ時計、前のめり和歩

<起床>

今日はちょっとした起床事故でお休みとなりました。

先週木曜の夕食で味噌汁のレンコンがアタって体調不良となり、今日も病み上がりではあって病院にも行ったのですが(という言い訳を明日のために用意しています)、まあそれとこれとは何の関係もありません(何せ今日も2時間歩きましたし)。病院に行ったのは花粉症の舌下療法を始めるためです。

しかし根菜は「足が早い」(でしたっけ?傷むのが早い)とはゴボウで分かっているつもりでしたが、レンコンがやっかいなのは表面が傷んできたと思って長芋みたく断面を薄く切り落とせば済むわけではなく、なぜというに「レンコンの穴」にも表面があるからですね。

冷蔵庫に3日置いたレンコンを切る時に既に穴部分の側面が一部黒ずんでいたのですが、そこだけこそぎとって遣い、3日分煮込んで2日分を汁とともに冷蔵庫に保存して翌日そのプラ容器の中のレンコンを見たらやっぱり黒くなってて、臭いをかいだら若干怪しかったけど「死ぬほどでなし」と思って(その判断は正しかったがその判断をしたことが正しかったかどうかは分からない)食べたらやっぱり美味しいなりに怪しげな味がして、食べ終えてほどなくして身体が発熱してきたのでした。
身体の発熱はとりあえず水を飲みまくればなんとかなるという経験則に基づき寝るまでに1L以上ガバガバ飲み、翌日の金曜は悪化はせずとも引き続き身体がふらついていたのでやっぱりガバガバ飲んで、発熱(以外に症状はなかったです)自体は金曜夜にはほぼ完治したので土曜はいつも通り立ちの歩きのをしたのでした。

<転>

まあそれはよくて、
今日は滅多にないはずの事故が起きた二度目ということで英断を即座に下し、目覚まし時計を買いに行きました。
デジタル時計を使っていたのですが電気的な不調は徴候が読めないという不信感に押されて今回はアナログ時計にしました。
アナログが苦手なのはチクタクという針の音が気になって全く寝付けないからで、針が連続的に回転するタイプもジーーというモータ音がダメだったのですが、まあ時計屋さんとのちょっとした会話に乗せられて(やっぱ弱いですね、「最近発売の」とかいう言葉には)、結局はセイコーのアナログ時計を買いました(セイコーって精巧ですかね。成功?)。
そして持って帰って部屋で聞くとやっぱりジーーは聞こえてきて、やれやれしょうがない、ここはちょっと慣れるとするか、と思ってみることにしました。
どんな音であれ、近くで鳴っているのに寝られるのは鈍感だからだと、寝られない自分は悔しげに思ってきましたが、もちろんそれはひとつの能力で、生命力の証ですらあって、そして小さい頃の生育環境が大いに影響するものの、後天的に獲得できない能力でもないだろうとも思ってみました。
その能力があった方が、他人とも暮らしやすいはずです。
(そういえば一時期『キッチン』(吉本ばなな)を読んでいた頃は冷蔵庫の音が好きになりました。今はそうでもなくなってしまいましたが…)

きっと、気持ち次第、と、考え方次第。

<結>

…という話も実は本題ではなかったのですが、
もう遅いので明日続きを書きましょう(と書くと書かない気がするなぁ…)。
久しぶりに「和歩」の話だったので忘れないようにメモしておきます。

 ☆前のめりの姿勢(@甲野善紀
 ☆丹田を身体前方(=身体の外!)に感じる
 ☆天からつり下げられる(@矢萩喜従郎)ように、前から引っ張られている感じ
 ☆部分ではなく全体を意識