human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

高校吹奏楽部の思い出など

昔話です。本題に辿り着くまでが長そうですが…

これを書こうと思ったのは、年賀状がきっかけでした。
僕は昔から筆無精の筆まめで、と、いきなり矛盾してるんですがそのこころは、
手紙なんて全然書かないけど書く時は紙面を文字で埋めるタイプ、という。
手紙を書く機会というのが、昔から年1回で、それすなわち年賀状ですね。

高校までは正月に届くように、書く人をちゃんと決めて書いていました。
小学校の時は、今思えばすごいのですが元日の早朝に級友の家に直接届けていました。
「近所なのにわざわざ郵便局に送る意味が分からない」とか思ってたのだと思います。
クラスの住所録と地図を照合して…などと今やると消印なくて不審がられそうですが。

高校の時は、自分から送る人はクラスの中でランダムに決めていた記憶があります。
ランダムというのは、鉛筆を転がすとかそういうレベルの話です。
仲が良いとかいつも喋るとか、そういう要素は考えていませんでした。
…昔はろくな出し方をしていないですね(笑)

たぶん大学に入ったくらいから、自分からは出さなくなりました。
ただ来た分は全て返す心積もりで、そして年賀状裏の空きスペースが字で埋まります。
いつも後手なので、年始の挨拶というより「返事のお手紙」になっていました。
そういう出し方をしていれば、出す枚数は自然と減っていくことになります。

それでも今年の年始は4枚出せて、ありがたいことだなあと思っています。
その4枚の書き手各氏とも、付き合いの長短に関わらず深い因縁があるようです。
ケータイを一方的に封印するような生活でも、こういう繋がりは保っていたいですね。
まあだからといって自分からどんどこ手紙を出すことにはなりそうにないですが。


で、やっと本題ですが、今年の年始に出した年賀状はカフェで書きました。
正月は特に寮の部屋が寒かった(暖房がコタツだけなので指が冷たい)からです。
それでいつものVeloceで、届いた年賀状を読んで色々と思い浮かべながら書きました。
上の4氏の一人が、元高の吹奏楽部で一緒だった旧姓CH3COOH氏でした。

酢酸氏(いつ見ても絶妙だけどヒドい名前ですが)は、絵描きさんでもありました。
PCのHDDを年末に整理していて、氏が当時描いていた絵のデータを見つけました。
たぶんそれを思い出したか、氏に送る年賀状に絵のことを書きました。
「なんか描いてくれたら文章つけてブログに載せるよ」と。


なぜこんな発想が出てきたかといえば、これにはボーカロイドが関係します。
最近はからきしですが、本ブログでボーカロイドに関する記事をいくつか書いています。
今の生活に合っているのか、炊事の時などはいつもボーカロイドの曲を聴いています。
「歌える楽器」として興味深い思考対象でもあるのですが、これはまた別の話です。

僕はその曲の専ら聴き手ですが、院生の頃に曲を作ろうかなと思ったことがありました。
ボーカロイドの曲は、ニコニコ動画への投稿を通じて膾炙してきた経緯があります。
曲の動画の通例としては、「作曲者の曲」と「絵描きの絵」がセットになっています。
それで院生当時に「自分が曲作れたら酢酸氏に描いてもらおう」と思っていたのでした。

当時の情熱(は言い過ぎですね)は今はなくて、相変わらずの純粋な聴き手です。
その現状と当時の記憶が混ざって「絵に文章をつける」という形になった(たぶん)。
すると、僕より数倍大人な酢酸氏はなんとも気前良く絵を送ってきてくれました。
そしてその絵のハードルの高さに今愕然としているのでした…


で、その「砂浜でアイドル座りの水着ねーちゃん」の絵はいずれ挑戦するということで、
上で一度触れた「HDDに入ってた絵」を紹介します(年賀状で了解をとりました笑)。
jpgファイルの更新日が2003年4月となっていて、絵柄にも時代が感じられます。
何の絵かといえば、僕らが現役時の「元高吹奏楽部HPのトップ絵」です。

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懐かしい…
学ラン…

と、懐古の念が勢い余って、この絵があったHPの今の姿を見に行ってみました。

大手前高校吹奏楽部

すごく簡素ですね。こういうの大好きです。今の僕の生活みたいです。
このHPの「管理人劇場」のページに、当HPの歴代管理人が紹介されています。
見てみると、クラブ56期の自分の代がこのHPの歴史でいう「初代」と書いてある。
するとこの絵はもしや「大手前高校吹奏楽部HP初代トップ絵」なのではないか。

(いま現役の方、本記事を見て、もしよければこの絵を再び掲げられてはいかがだろうか)

+*+*+*

吹奏楽のことを思い出したこと自体が久しぶりのことでした。
折角だしと思い、HDDに溜めていた吹奏楽の曲を聴きながら本記事を書きました。
昔の僕の傾向がそれらの曲に出ていて、躍動感溢れる曲ばっかなんですね。
聴きながら文章書けんなあ…と言いつつ「大草原の歌」をリピート再生しています。

HDDにあった、昔携わった曲を懐古的に並べておきます。
知ってる人だと、タイトル見ただけで涙が出てもおかしくはない。
僕はチャリ旅時にこれらの曲を脳内再生して泣きながら疾走していました。
思えばあの経験が「脳内BGM」に深く取り組むきっかけだったか…

アルヴァマー序曲
…中学の入学式でこれを聴いて感動したのが吹奏楽部に入ったきっかけ。
 スウェアリンジェン的曲進行の王道で、急→緩の後の「急」で号泣。
バラの謝肉祭、吹奏楽のための民話、シンフォニア・ノビリッシマ
…中学でやりました。記憶はあまりありません。
大草原の歌
…高校の文化祭で指揮者やりました。
風紋
…卒業してから、高校の現役・OB合同演奏会でやりました。
 冷静な激情というのか…この曲もラストのハイスピードで泣きます。
吹奏楽のための抒情的「祭」
…高校の文化祭(の他でもやったっけ?)で水口が指揮者やってました。
 「大草原」より遥かに難しい。
伝説のアイルランド
…高校でやりました。カッコイイ。大好き。
 パーカッションの男気(鎖をジャラジャラ落とすやつ)がたまらん。
海の男達の歌
…やったかな。やりたかっただけでやってないかもしれないです。
 演奏会で他校がやってるのを生で聴いてビリビリ震えていたのは覚えています。
 あれ? でもオーボエソロをアルトサックス理子嬢が吹いていた記憶が…?