human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

「ゆくとしくるとし」のこと

少し前の記事の註に書きましたが、毎年の年末年始に恒例の記事を書いています。
一年の出来事を振り返るテーマで「ゆくとしくるとし」というタイトルです。
今年も実家(大阪と京都の境目)に帰り、「毎年恒例」を続けることができました。
毎年同じことができるのは、自分の周辺が平穏無事な一つの証でもあります。


ゆくとしくるとし('14→'15)1
ゆくとしくるとし('14→'15)2
interlude ~足裏に汗をかかない女の子と霊道~
ゆくとしくるとし('14→'15)3

が、今年は内容としてはもはや「今年を振り返る」になっていません。
振り返るほどの出来事がなかった、というのが正直なところです。
細かく書けばいろいろありますが、そうすると多分いつもの記事と変わらない。
そんな風に思いながら書いていて、どうも昔話のような感じになっています。

上に貼ったリンク先のブログで当の記事を書いているのですが、
これは僕が最初に作ったブログで、なかなか年季が入っています。
大学1回生の頃に始めて、月別の表記を見るとそれは2005年5月のことらしい。
それからずっと書き続け、考え方は変わり続け、文体も幾度の変遷を経ました。

最初はサークルの仲間内で始めたので、コミュニケーションの意味がありました。
その意味も変わっていって、今はきっと元いた知り合いは誰も見ていないでしょう。
けれどそこは習慣のなせるわざ、どこかで僕は彼らを意識しながら書いています。
そして「僕の中の彼ら」は、昔のままなのか、僕の中で勝手に姿を変えているのか…

ちょっとあてどなく書いていますが、言いたかったのはこういうことです。
所属していたサークルは大所帯でしたが、僕は昔から集団が苦手だった。
バンドを指揮したこともあり、その時は自分なりに役目を果たしましたが、
やはり身分不相応だったのは、僕は自分が率いるバンドを集団とは見ていなかった。

謎な文脈ですが…続きは「ゆくくる」で書きましょうか。

気が向けば、上のリンクにお越し下さい。