human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

変化のこと(7)-不易流行もフラクタル(ジャム&ウィスキー2)-

本ブログの開設初期に書いた、ジャムとウィスキーの話の続きです。
その時の投稿内容はこちら↓↓


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「ジャム(ときな粉)をグラノーラにトッピング」の朝食はあれから続いています。
ジャムは銘柄が被ることなくローテーションを維持できています。
選択肢が減るにつれてハズレを引くんでは、という懸念もまだ現実化していません。
ハズレというのは要するに、牛乳と合わないヤツ、ということですが。

一日おきに使う二種類のジャムは、「フルーツ系」と「それ以外」に定着しました。
後者はたとえば、ピーナッツ、くるみ、カスタード、マロンなどなど。
下の写真には白ごまが写っていますが、最初の投稿には黒ごまとマロンがいますね。
こちらは選択肢がどんどん減ってきて、もうすぐ行き詰まるのではと思っています。

「フルーツ系」は沢山あるだろうと思いきや、こちらも怪しいです。
メーカーが違っても同じ果物なら同じ、と考えれば残りは一気に減ります。
そして柑橘系が選択肢外なので、オレンジやレモンには手が出せない。
なぜかというに、別に嫌いではないのですが、体質の問題…でしょうか。

この点は未だ他人の共感を得たことがないのであらためて書いてみます。
どうも僕は柑橘系のフルーツを食べると「すぐに頭にくる」のです。
プンスカプンの怒り心頭…ではなくて、頭というか顔が火照ってくる。
こたつでミカンを食べたりなんかすると、頭から汗が噴き出てくるほどです。

まあ、柑橘系が体に悪いわけではなく、むしろ何かの巡りは良いのでしょう。
が、このせいで柑橘系を食べるためにちょっとした「気負い」を要するのです。
要するに朝っぱらからそういうのもなんだか面倒な話だよね、という話です。
とはいえ、選択肢の枯渇に実験魂が乗じて、折れないとも限らないですが。

写真には白ごまのほかに、ブルーベリー(空き瓶)と紅茶があります。
紅茶ジャムは前にカルダモンを買ったのと同じ輸入食品店で見つけました。
味はアールグレイで、買う時は味を忘れていたので冒険でしたが、大丈夫でした。
よく考えると大体の紅茶にはミルクを入れるので、そりゃ合いますよね。


そしてウィスキーです。
前回の投稿(6月)時はフロムザバレルを飲んでいて、その続きが以下です。
→ジョニ黒(写真に入れ忘れました)→ワイルドターキー
 →サントリーオールド(いまここ)→ラフロイグ10年
あれから3本飲んだことになるので、やはりふた月に1本ペースですね。

ジョニ黒は、ジョニ赤よりも明らかに磯っぽかったです。
癖が強い、というよりは特徴があるなあ、程度で僕は結構好きです。
前回の投稿では「シーヴァスが今のところ一番かな」みたいに書きましたが、
ではどちらがと聞かれると、実はシーヴァスの味の記憶が深層意識に自由落下…

ワイルドターキーはバーボンということで、ウィスキーではありません(?)
飲んだイメージを言いますと、ウィスキーよりバーボンの方が蒸発しやすそう。
そして消毒するにも(引火させるにも?)ウィスキーよりきっとバーボンの方が…
香りを味わう、というより「気付け薬」でしょうか(ホント何を書いてんだか…)。

オールド(愛称は「ダルマ」というらしい)は日本人好み、といった感じです。
ボウモアやジョニ黒と違って、飲み始めからすぐに舌に馴染みました。
毎日ちびちび飲む中での味の変化は期待できませんが、こういう安定もアリです。
そしてこの次(来年2月頃?)には、いよいよあのラフロイグが…。

+*+*+*

「不易流行」は、変わるものアリ変わらぬものアリといった意味で、
ふつうは時代の流れのような大きいスケールにおいて言われます。
フラクタル」は、同じ現象がスケールを変えても観察されることで、
つまりタイトルは「個人の生活にも不易流行を見出せる」ということ。

見出せるというからには、それは視点なわけです。
不易流行の意味も実は、変わるも変わらぬも同じ、という視点に関わります。
「国破れて山河あり」は「サンガ敗れてセレッソ勝ち」でもあって(?)、
つまりJリーグの勝敗はチーム別で大差があっても東西で分ければトントンという…

真面目な話をすれば、ひとつは「変わらないことで変化を見出す」。
もうひとつは「変化に周期をつけて不変を見出す」。
変わるも変わらぬも同じ、とは、お互いに循環できるという意味です。
この循環が回っている間は、人間も生物でいられます。

ジャムとウィスキーの話を、このような文脈で捉えると…

うん、一気に面倒くさそうな話になったのでまた気が向けば。。