human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

星野青年と大島さんの対話より

それそのものではなく、 それがもたらしたものごとに目を向ける。 それとともにある時も、 それがそばにはいない時も、 それとの出会いをことほぎながら、 変わり続けるために。 「じゃあひとつ訊きたいんだけどさ、音楽には人を変えてしまう力ってのがある…

一億総「ナカタさん」説

4ヶ月くらい前から再読している『海辺のカフカ』(村上春樹)がまだ読中で、そんな中久しぶりに自分が昔書いた書評もどきを読んでいて閃いたのでその内容をタイトルに込めました。カフカを読みながら「今の僕ってナカタさんみたいだなあ」と思っていたんです…

南相馬市立図書館と「成長する有機体」

近隣の図書館めぐりをしています。昨日は講習を受けた仲間と一緒に車で南相馬市立図書館へ行ってきました。 岩手から、宮城を横切って福島まで。 その途中、仮設の名取市図書館にも寄りました。 名取では館長と、南相馬では係長(主任?)と話をすることがで…

図書館員と「可能性の感覚」

一段落して、読書生活を再開し、またこれまでを振り返ったりしています。大した文章ではないですが、講習の応募のために書いた文章を載せます。 私は大学院を出てから去年の9月末まで6年半、神奈川県の○○○で働きました。それから約半年の準備期間を経て、…

司書講習が終わって

7/18に始まった2ヶ月超にわたる司書講習がつい3日前(9/21)に終わりを迎えました。ボルダリングのおかげで体調不良もなく全出席で、4日ごとのテストもほどほどにできて、おそらくは単位を1つも落とさず、資格取得できているはずです。 週6日で大学に通っ…

未来の詩は

過去の詩は 昏々と 眠っていた 昨日の詩は 思うまま 昨日を語った 今日の詩は ただ黙して 待ち続ける 明日の詩は 明日を 語れるだろうか 未来の詩は ただ未来のみが 語るだろう

ふたたび "Keeping Things Whole" について

『犬の人生』(マーク・ストランド)を数年前に単行本で購入して読みましたが、近所の図書館に新書判(「村上春樹 翻訳ライブラリー」)で見つけたので、あらためて借りて読みました。この本でいちばん記憶に残っているのはハルキ氏のあとがきに引用されてい…

未来の詩は…

過去の詩は 昏々と 眠っていた 昨日の詩は 思うまま 昨日を語った 今日の詩は ただ黙して 待ち続ける 明日の詩は 明日を 語れるだろうか 未来の詩は… × × × 水と水とが出会うところ (村上春樹翻訳ライブラリー)作者: レイモンドカーヴァー,Raymond Carver,村…