human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

笠原メイの手紙

みたいだなと、ブログ投稿メールを送り続けるうちに思い付きました。笠原メイは『ねじまき鳥クロニクル』(村上春樹)に出てくる女の子で、小説の中盤に彼女が主人公「ねじまき鳥さん」のもとを離れてから彼に宛てて書いた手紙が、その内容を断章として時々出…

そして結願へ

56日目の今日は86番志度寺そばの宿から出発し、87番長尾寺、女体山を経て88番大窪寺に到達しました(着いたのが17時半だったので納経は明日の朝一)。写真は女体山の山頂付近の遍路道と、山から一望できる松山市の街並みです。一本歯でロッククライ…

天狗のお堂

今日行った85番八栗寺にありました(本堂横の石段を上る)。讃岐三大天狗が一人、中将坊を祀っています。お堂の横に数多くの一本歯が奉納されていました。お遍路天狗としてきっちりお参りしてきました。

ほのぼの2

冗談のような道標識。荒れた山道でへとへとの時に目にして和みました。81番から82番へ向かう山道にて。

ほのぼの1

道で下駄を脱いで休憩していると大体はアリが下駄にのぼってくるんですが、山道で一度だけ蝶がとまりました。80番から81番へ向かう山道にて。

香川県に入りました

写真上は66番雲辺寺にある五百羅漢像です。とても精緻に作られていて、目線を肌に感じるくらいです。右の人はラサール石井に似てるような。昨日から下駄が新しくなったのと昨日から今朝にかけての雨の影響で、雲辺寺山の上り下りで数えきれないくらい転び…

世代交代

3足目は今期最長19日間で本日付お役御免、四国中央市の宿に届いた4足目で明日から88番を目指します(気分と足と下駄次第で再度の1番までまわるかもしれません)。歯こんなに長かったっけな…ちび歯に慣れすぎて若干恐怖を感じています。今から鼻緒調整を…

3足目最終日の朝

歯がぺったんこで鼻緒も両方切れましたが、あと1日をなんとか乗り切るつもりです。今日までもてば最長の19日間。

改良版イメージ

ホテルの電話のそばに裏紙と鉛筆があったので作用力のイメージを描いてみました。二重線の矢印(見やすさのために作用点から離して描いています)が足の作用力の反発力で、これの水平成分が全身の前進に寄与します。足を踏み下ろした瞬間から前に進んでやろう…

追記

一つ前の改良版についてですが、思い付いた時に「ペダル固定タイプのレース用自転車」のイメージが浮かんでいました。足をペダルに固定することで、踏み込む時だけでなく足を引き上げる時にもペダルを漕ぐことができます。この引き上げ動作には普段使わない…

歩き方の改良

により、3足目が13日経過して歯がかなりちびっていますが1、2足目と違って時速3キロ以上は保っています。あと3日もたせれば4足で最後まで行けそうな計算です。歩き方は一昨年ひょっと思い付いたんですが、一言でいえば地面を蹴る(踏み切る)動作だけ…

一草庵

51番と52番の間にある「種田山頭火が最晩年を過ごした庵」に寄りました。放浪を続けた山頭火がようやく見つけた安住の地なのだそうです。自分は歩き遍路旅に出る前に山頭火の日記を読んで、背中を押してくれる気持ちがしました。日記の中で覚えている言…

へんろ道シール

を、今日寄った浄土寺で会ったおじいさんに託されました。「はがされてる所に貼っといて」と言われたんですが、勝手に貼るのも気が引けます…ここぞという所で思い出せば使うことにしましょう。歩く間は頭がカラッポなので思い出すかどうかが難しい。

光脈筋?

針葉樹の枯れ葉で見にくいですがこの一帯は地面が苔で覆われていました。初夏くらいに来ればもふもふ旺盛が見られるでしょうか。同じく45番への道(八丁坂の手前)にて。ここ3、4日雨が続いていますが、雨の久万高原は靄がたちこめて「天空の里」の感じが…

ひえー

靴ならひょいっと跳び移れる丸岩が一本歯にとっては恐怖です。「ひえー」と実際言いながらその場の勢いで飛び越そうとしたんですが、踏み切り足が滑って(その後の動きは不明)気が付いたら右足が足首まで着水していました。雨が降っていたので濡れたのはなん…

その名もずばり

ひわた峠遍路道(小田町)で見かけました。橋自体は微妙に遍路道ではないようですが。

誰が予想し得ようか

このハンドソープを押して中味が真っ直ぐ左目(撮影点)めがけて飛んでくるなんて。というわけで全く反応できず眼球に直撃し、今朝虎の子の利き目を負傷しました。今日の行程中はずっと涙目で視界がにじんでいましたが、無事に峠越え(ひわた峠)できました。今…