human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

湯治はおうちに帰ってからも続きます

湯治の話です。秋田から帰ってきて、治療が終わったと思ったのが間違いで、 第2フェーズが開始されている印象を僕自身の身体から受けます。 まず玉川温泉はゆったり浸かって疲れがとれて「ふう☆」みたいなお気楽な温泉ではなく、 娯楽施設ではないと旅館側…

湯治へ

明日からGWなので、まるまる使って玉川温泉へ行ってきます。 7泊8日。 帰ってから、何か書ければ書きます。www.tamagawa-onsen.jp × × × 5/29帰ってきました。 本当にあっという間の1週間。半端じゃなかったです、湯が。 入ればスパッと元気になる、とい…

「草の上の朝食」

うしくん「うひゃあ」 × × ×写真のマスコット(その昔に100円ショップでドアストッパのために購入したが廊下の上をつるつる滑って全く効果がなかったので「著者近影」的マスコットに堕した…いやむしろ格上げですね。牛に見えないけど(じゃあ何に見えるのか?…

原罪進行形

小説は論文じゃない。朝起きたり道を歩いたりすることをわざわざ書く。そのこと自体が何かでなければおかしい。私は確信が持てないままカフカを読みつづけた。自分のこの感じがようやく確かなものになったのは、前回の小島信夫の小説を通じてだ。小説とは読…

空耳泡沫/立て板にミミズ

いつもの席。 カウンターの向かい、ガラスごしに外の明るさが見える二人がけの席。 今日も吉本隆明の『共同幻想論』を読んでいる。 今の時間帯は軽快なインストジャズが流れている。 (本当は逆で、その種のジャズが流れていることからおおまかな時間が把握…

五・合! ユーバリ

本記事は紹介されている作品を知らない人には意味不明な内容です。 興奮して書かずにいられなかったという、ただそれだけです。 タイトルの音でピンときた人がいれば、それだけで本望です。 × × ×先週から『草子ブックガイド』(玉川重機)を読み始めたと先…

高村薫氏と農への関心について

先週の日曜日だったと思いますが、日本農業新聞に高村薫氏の寄稿文が載っていました。 これは僕にとって驚きであるとともに、大きな示唆を与える出来事でした。 以下の写真はその寄稿文の切り抜きです。過去のブログ記事によると、農業新聞を読み始めたのは…

ほんのマンガ/知識と思想の大循環

今手元にある「ほんもの」のマンガたちです。どのマンガも本への好意が溢れていて、本読みにはたまりません。 右の三冊はブックガイドの要素が大きく、 書評本とはまた違った形で新たな本と出会わせてくれます。 (と書いてみたものの「どう違うか」は…考え…

「旧約聖書 創世記 2章18節」を朗読してきました

『わかりあえないことから コミュニケーション能力とは何か』(平田オリザ)を今回の遠征で読了しました。 選書時の目論見通り…という言い方は今の自分には多少ネガティブに聞こえますが、 旅先の用事と互いにリンクが生成されるような本でした。 × × × 地区…