human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

刑務所と「宇宙カンヅメ」のこと

まえおき 先の帰省の際に実家から持って帰った古い本を、 日曜の昼下がりに読んでいます。文章の中を流れる時間がとてもゆっくりで、 エッセイの各章がどれも「今は昔」で書き出されていたりもして、 こちらはグリルで焼いたマフィンをもしゃもしゃ食べなが…

どちらへも向かうこと

最近思考がまとまりません。 難しいことを考えているというよりは、 あるトピックをあちこちに繋がり過ぎていて、 面白かろうそれらのどの部分かを言葉にしようと思うと、 収拾がつかなくなることが明らかで「やんぺ」となってしまいます。インプットの時期…

黒リュック、収穫物と縁、すり足

ざっき(雑記) 今日の話。いま「最強の寒波」が列島上空にいるらしく、 今日の夕方頃から東京は雪になるとのことで、 じゃあと思い雨具の用意をして出掛けました。 雨具とはまず傘のことですが、 自分は手ぶらで歩きたいので傘はリュックに引っ掛けています…

「受動的に曲がる和歩」のこと

前回の続きを…と思っていたんですが、 興味深いことがあったのでこちらは延期です。 土曜日はルーティンながら週の中で一番動きのある日で、 一日中習慣通りな行動に対して脳内で何か閃く可能性が高いです。書きたいなと思ったことが3つもあって、 うち1つ…

体癖論事始

ながいまえおき*1 人によって、どんなふうに体を動かすか、使い方には違いがある。それに応じて、日常的にどんな姿勢をとっているか、重心がどうなっているかも違う。そのことを精密に観察することをつうじて、外部から内部を見ることができる。 こうして、…

必然の必然性について

必然についてよく考えていました。いや、今も考えていますが、 つい最近そのことについて別の側面が見えたので、 ちょっとメモしておきます。+*+*+*必然が見えにくくなった、 あるいは確証が持てなくなったのは、 情報が手軽に大量に、かつ否応なく入…

持て余す読書経験について(永沢哲『野生の哲学 野口晴哉の生命宇宙』)

本日『野生の哲学 野口晴哉の生命宇宙』(永沢哲)を読了しました。 「土曜の半日Veloce」が6日分で、概算で30時間くらいでしょうか。野生の哲学―野口晴哉の生命宇宙 (ちくま文庫)作者: 永沢哲出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/04/09メディア: 文庫購…

今年も「ゆくくる」書いてます

去年も同じ記事を書いたような…今年も例年通り恙ない年末年始を過ごせています。 年末年始の過ごし方の一つひとつが例年通りで、 そう考えてみれば時が止まっているようにも思えますが、 そうではないと確信できるのは、 「同じことを時期ごとに繰り返すこと…