human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「第5次スーパー味噌汁配膳」記録帳1

「第5次〜」の説明は前の記事↓の後半に書きました。変化のこと(10)- 一念ほっけ(サバだけど) - ユルい井戸コアラ鳩詣cheechoff.hatenadiary.jp なんだかんだで、というかあまり考えずに、当初の方針のまま9週間経ちました。 「具は3種類」を忠実に守…

無題7

「肝心なのは」彼女は指を一本立てる。「味噌汁における味噌は脇役ではなく主人公であるということなのよ。汁に味噌がなければただの汁だし、また具のない味噌汁はあっても汁のない味噌汁はないわけだし」 彼女の指が左右に揺れる。 「ダシのない味噌汁もあ…

「春日本」とのシンクロについて

純粋な情報量から言えば、ぼく以上にぼくについての多くを語ることのできる人間は、この世界のどこにもいない。しかしぼくが自分自身について語るとき、そこで語られるぼくは必然的に、語り手としてのぼくによって──その価値観や、感覚の尺度や、観察者とし…

変化のこと(11)- 習慣を必然と感じること

まえおきのまえおき 朝食を平日がグラノーラ&ヨーグルト、休日がミューズリー&ヨーグルトと習慣付けてから1年ちょっとが過ぎました。 事の発端(なぜ思いついたのか)は忘れましたが、初期の記録をブログに書いていたのでリンクを貼ります。ジャムのこと…

記憶の浮上を待つこと

『子どもが子どもだったころ』(毛利子来・橋本治)を読了しました。 自分が読んだのは↓ではなく単行本の方ですが。子どもが子どもだったころ (集英社文庫)作者: 毛利子来,橋本治出版社/メーカー: 集英社発売日: 2001/06メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 4…

人間理解と読書の数珠繋ぎについて

Veloce本(毎週土曜午後にVeloceで読む本)として今日から『問題は、躁なんです』(春日武彦)を読み始めました。自分の本棚から手に取ったきっかけはちょっとしたものだったのですが、今日読み始めてみると想定した以上の手応えがあって驚きました。春日氏…

着地の衝撃を上半身で和らげたい話など

今朝、風邪…というか体調をちょっと崩しました。何か心細い感じがして、自分を覆っているものが足りない気がして、 早朝目が覚めるとタオルケット1枚を被って横向きに縮こまっていました。 まず寒いと思って、季節がなくなって、部屋がすごく無機質になって…

無題6

夜の繁華街。店が立ち並び、幅広の道を行き交う人々が満たす通りの、しかし行き止まりには崖がある。 両側の店がふいになくなると林が視野を覆い、歩道が途切れた先には剥き出しの地肌が広がる。 通りの皆は街灯や店の明りがその先にも続くかのようにそぞろ…

「内側から補正するような何か」について

『経済成長という病』(平川克美)を読了しました。本書の全体について何か言えるほど考えはまとまっていません。 簡単な感想としては、こういうおじさん達の話をもっと聞いた方がいいな、と思いました。 個々の部分で思考を触発され、読中に書き込んだ所が…

資本主義の「次」を待つ

「資本主義は富の偏在を内側から補正するような『何か』を生み出すことはないのか」。ですから、そこにもし、可能性があるとすれば、その核心は、これを駆動するのが、やはり「死すべき」存在であるところの人間だというところにあるでしょう。資本主義はシ…

「夢十夜」の夢を重ねていく

今日は会社のPCを新しいのに交換するついでに有休をとりました。 知財は一日中PCにかじりついているので、これがないと会社で何もできません。 デュアルのディスプレイ(片側)やら色んなソフトやらがフリーズすることがよくあって、調べたら所属グループ内…