human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

まったりと年越し

今年も紅白見ました。

AKB系列の、なんたら坂か忘れましたが「不協和音」という曲が、曲はいいなと思ったんですが、君らそんな大勢で歌う曲ではないだろう、と思いました。

日本語には建前と本音という裏表の性質があって、それぞれが実質を備えて補完し合うことで言葉に厚みが出る。
いつからか「ぶっちゃけ志向」というのか、臆せず本音を言える人間がカッコイイ、という風潮が流行るようになった。
それが流行になって、「本音っぽいこと言えばカッコイイ」みたいになって、本音に伴うはずの姿勢や覚悟が遊離して、意味が実質を失った。
言葉が道具に成り下がり、さらに一歩進んで「飾り」になった。
そりゃあ、信用できんわな、と思う。
他人の言葉も、自分の言葉も。

あと、やはり椎名林檎には今年も注目してしまいました。
おとなしく会場に出て素直に歌っているようで、他の出演者と比べて「力の抜け具合」が違う。
気楽に歌い始めた1曲目も、情熱的にテンションが上がった2曲目も、抜群の歌唱力ながら目だけは笑っていない。
あの目が好きなのだと思います。

 × × ×

そしてNHK紅白のあとの「ゆくとしくるとし」という番組で、各地の神社の初詣の様子が映されていました。
なるほど、これを見たら初詣に行った気になるのか、と納得しました。
というわけで今年も、はちまんさんには行きませんでした。
リラックスしてしまうと、おせち食べて酒飲んだ後に寒い外に出る気なんて起きませんね、ふつうは。

そんなこんなで、ぐうたらしながら2020年を迎えました。
考えること…そんなにないかもしれません、ね?
去年たくさん書いたし、今年はいいかという気も少し。

とりあえず、ご挨拶。


あけましておめでとうございます。

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