human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

【ボルダリング】400円でチョークバッグ自作

チョークバッグは、滑り止めの粉末チョークを入れる袋です。
厳密には、バッグ内に入れるチョークボールの内部にチョークを充填します。
チョークボールは布地のお手玉サイズの球で、握ると生地の隙間から粉が出てくることで、手に粉をつけるもの。
チョークバッグは、チョークボールから出てきたチョークを受けるためにある。

構造としては、外袋と内袋が別になっていて、紐を絞れば内袋が閉じて、粉が外に出ないようになる。
また口が円形に開いた状態を維持できるようになっていて、口の縁をゴソゴソしないでも手を入れることができる。
写真の右側が市販のものの一例です。

仕組みが単純なわりに値段が高いというイメージがあり*1、今回二つ目が必要になったので自作してみました(写真の左側)。
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【材料】○のついた4つを100円shopで購入。下写真参照。
 ○巾着袋(なんとなくデニム生地)
 ○針金(ある程度形状維持できる太さのもの。今回はφ1.6mm)
 ○ダブルクリップ(外袋と内袋を固定するため)
 ○ストッキング(これでチョークボールを作る)
 ・ビニール袋(内袋用)
 ・輪ゴム(チョークボールの口を閉める。1つor2つ)

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【ポイント】
1. 針金はバッグの口を円形に広げて維持できるように円状に整形する
2. 円状にした針金は内袋より内側に嵌める
3. クリップ3~4個で、外袋外側から針金を挟むように留める
4. しまう時は固定用クリップ1つを残して、残りは内袋の口を閉めるために使う

下の写真(上)は使用時の状態。チョークを表面に滲ませたチョークボールも見えます。
床に放り出しても、このように口が開いた状態を維持します。
写真(下)は使い終わった後。粉が出ないようにクリップでビニール袋を閉じています。
最後に外袋の紐を締めれば、粉は漏れません。

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こんなところです。
室内ジム用としては、市販のものと機能性は変わりません。
使用開始時と終了時にクリップを留めなおす手間はありますが。

チョークボールをストッキングで作るという話は何度か目にしましたが、バッグそのものの自作はあまり見なかったので、自分で考えて作ってみました。
DIYイデアの肝は、針金とクリップでしょうか。


チョークバッグ高いなあと思われたことのある方、自作を一度お試し下さい。
ちなみにチョークはこの間DIY的発想で大失敗しましたので、同じ過ちが生じぬ意図で付記しておきます*2

*1:写真の市販バッグは片手がぎりぎり入るサイズで、登りながらチョークをつけられるように腰紐がついているタイプ。三千円ちょっとします。室内ジム用の両手がすっぽり入るタイプはもっと高価。今回作ったのは中間サイズですが、要は欲しい大きさの巾着袋を入手すればよい。

*2:「家にある粉で…」と思って、小麦粉を使ってみましたが、恐ろしいほどツルツルになってしまいました(ジムの人には秘密)。卵の殻が原料のものがあるようですが、それを自分で作るには加工機械が必要でしょう。すり鉢くらいじゃ歯が立たないし。