human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

新しい仕事(1):友人とユニットで工業設計をする

シェアオフィスでの仕事が始まりました。
開始早々に忙しくて、1週間ほど経った今やっと落ち着きました。
次の案件開始は僕次第ですが、その前に仕事内容について書いておきます。

仕事のジャンルとしては「機械設計・工業設計」です。
大小問わずモノの設計依頼を受けて、CADで図面を描いて納品するのがその中心。
モノの具体案が既にあって図面を起こすだけの場合があれば、希望の仕様に対してモノの構成を案出することからスタートすることもあります。
あるいは、モノづくりに関わる様々なイベント・事業にも関わりうる。

機械設計は僕自身、実務経験はありません。
先達たる友人の仕事を手伝うことで、これからスキルを磨いていきます。

その友人とは、大学の同回生で同じ学部学科で、B4の研究室が同じでした。
(ちなみに同じ大学サークル=ジャズ研にも所属していました)
彼は院を卒業後にコクヨへ就職し、樹脂製品の設計や金型加工に携わりました。
その後独立し、もうすぐ3年になるようです。
彼の仕事用HP↓のプロフィールにはそうあります。

mergetects.strikingly.com

先月、僕の車旅中に久闊を叙してから、仕事をどうやっていこうかと考えていました。
僕は大阪に戻って来るまではぼやっとした想像にとどまっていましたが、彼は彼自身の現状から僕と組むことで事業をどう展開していけるかを考えていたようです。
先々週末に合流して早々に急ぎ案件の一部を担うことになり、決して2人になって効率が上がったとは言えない体ながら(似たようなCADソフトを前の職場で使っていたのが多少は救いになりましたが)、一緒に仕事をする感覚を、僕はもちろんですが彼も新鮮に感じたのではないかと思います。

急ぎ案件がひと段落した後に「"マージテクツ"の屋号の元でユニットを組んで仕事をしていこう」という話を彼としました。
僕も個人事業者として国と府に登録はして、けれど仕事は彼の屋号で2人で請け負う、ということだと思います。
そのほうが、例えば新しい仕事をとってくる際に、僕は経験の浅さをカバーすることができる。
そして僕が設計の基礎スキルを身につけたうえで以前の仕事の経験を今に活かせるようになれば、マージテクツが扱える仕事の幅をもっと広げることができるという点で、彼にもメリットがある。

もちろん、やるに決まってます。
偶然が重なって成就した縁というに留まらず、積極的なモチベーションがある。
これは言葉以前の感覚で、今後仕事をしながら少しずつ言葉にしていきたいと思います。
もちろん、身体性や生活思想といった、このブログに書いてきたことと深く関わることです。


自分もいるかと仕事用に作ったHP↓は、直近では表立っての活躍の場はないかもしれません。
ひとまずは仕事始めの備忘録として機能させていこうかと考えています。
(とはいえ、プロフィールくらいはきちんとしておかねばと思っています)
友人のHPは仕事内容の紹介が充実していて依頼フォームもきちんとしているので、僕のHPには彼のリンクを張っています。

bricolasile.strikingly.com

そういえば登録したきり使用頻度の低かったfacebookを、いい機会なのでうまく利用できればと最近また調整を始めました。
個人事業は特に人との繋がりが大事なので、僕とこれまで縁のあった方々に登録メッセージを続々と送っています。
本記事もfacebookにアップされるので、一読のうえ承認してもらえると嬉しいです(承認しないと見れないかもしれませんが…)。
ものづくりと関係ないと思っている人でも、どんな縁があるかはわかりません。

有人の仕事の屋号「マージテクツ」には、人ともの、人とものづくりをつなぐ(merge)という含意があります。
ものづくりは、あらゆる商品・製品が生まれるプロセスそのものであって、その意味で日常的に商品を購入して生活を成り立たせている現代人は、実は否応無くものづくりと関わっています。
友人は、そういう「生活とものづくりとの関わり」を紹介したり体験できるワークショップを開いたりもしているようです。
僕も、自分がやりたいと、具体的にはこれからなので抽象的な思想としてやりたいと思っていることを考えていくうちに、彼の発想との共通点が見出せてきました。
(このことは、そのさわりについて僕のHPの備忘録に書いています)

僕の屋号「ブリコラジール(Bricolagile)」について、考えを深めるためにまた記事を書きたいと思います。