human in book bouquet

図書館司書を念頭に、ボルダリングと読書の生活。

「からすの行水」未遂事件

最初に一枚。
さて、これや如何に、以下やこれに。

f:id:cheechoff:20180127184709j:plain

一つ前の記事にトイレ水道が凍った話を書きましたが、
つい3日前のこと、今度は浴室のお湯が出なくなりました。
ボルダリングからヘトヘトで帰ってきて僅かな余力でお湯を張ろうと、
蛇口を回すと出ない、水もお湯も出ない。

蛇口の末端、吐出口が凍ることは何度かあったのでそれかと思い、
その時の対応としていつも通りケトルの熱湯をかけてあげると、
さて水は復帰したがお湯が引き続いて出ない。
あ、まずい、と第一考、水道屋を呼ぶことを考えました。が…


「水抜きしていても凍る時は凍る」と近所の中華料理屋マスターに言われていて、
そんなもんかなと最初は思ってましたがこの時期を過ごすにつれ実感してきたのは、
「水抜きをしても抜けてない所の水が凍る」ということ。
知識としてはありましたが、「抜けてない所」が具体的にわかってきたということです。

とりあえず今夜のところはおあずけか、と納得するまでには時間がかかり、
なぜだなぜだとズルズル鈍い頭をひとしきり回していたのですが、
そこで水抜きが甘かった可能性に思い当たりました。
ちょっとした手間を省いて「蛇口全開放で水抜き栓を回す」をしていなかったのです。

もしそうなら水道管内の水が凍結して破裂することもあるまいと短絡的に考え、
仮にどこかが破損して水だだ漏れ状態になってたら水道メーターを見ればわかる、
と傍見で面倒な考え方をしたのは頭が落ち着いた翌日になってからのことですが、
「雪国生活を(手抜きせずに)体験する」という方針を思い出したのがその理由です。

つまり「まずは身近なところで解決を図る」ということで、
他の蛇口から浴槽にお湯を引っ張ればよいかと思い、
ホームセンターでオールインワンのホースセット(写真)を購入しました。
店に行くまではホースと蛇口の留め金だけを想像してましたが、いまは便利になってますね。


そのお湯が止まった翌日は買い物と、「ついで」と「せっかくだから」で温泉に行きました。
行きつけになってる"優香苑"にと思って車で向かい始めるとすぐ前にパトカーがついて、
しばらくくっついて走るうちに気が変わって目的地より数キロ手前の"風の季"にしようと、
思ったら浴室清掃だかで日帰り受付が終わっていたのでそのお隣の"志度平温泉"へ行きました。

大きなホテルにある温泉で、まあそういうなりの温泉でしたが、なんとプールがありました。
レーンが並ぶ素朴なプールではありませんが、フロントで聞くと温水で25mはあるとのこと。
泳げるところがないなと花巻に来て思っていたので、また一度行ってみようと思います。
ホテルの温泉はさておき、プールの存在が知れたのはお湯が止まったおかげ、と言ってもいい。


温泉へ行った翌日、つまり昨日の夜ですが、相変わらず浴室のお湯は止まったままなので、
考えていた通りキッチンの蛇口から浴槽へお湯を引っ張ることにしました(上の写真)。
ホースが細くて通常より3倍ほど湯溜めに時間がかかりそうで、悠長に待っていましたが、
その終盤、湯を張る音に、実は期待していた大きな音が混ざって「おっ!」と思いました。

なにかといえばもちろん、浴室の蛇口からお湯が出てくるお馴染みの音でした。
近く復帰することもあろうと、水抜き栓を閉め、蛇口を開放していたのでした。
浴槽に湯を溜める途中に凍った水が溶けたことからは、一つの推測しか導けません。
つまり凍っていたのは、地中ではなく、浴室まわりを通る水道管の水だった、と。


というわけで、シャワーを使わずに風呂に入る覚悟は果たされずに済みました。
本記事タイトルはその表現で、日常との対比もこれに込められているんですが、
いつもはボルダリングで疲れた全身をほぐしたり云々でかなり長湯なのです。
湯が足せない、頭も体も洗えないなら、パッと入ってサッと上がっちゃおう。

という「覚悟」は別に悲愴なものでもなくて、これには前に読んだ漢方本が関係しています。
たしか「人体の免疫作用の8割は皮膚で発揮される」みたいな話の中で、
「垢は大事で、湯船につかるのはよいが体をこすって洗うのはよくない」という発言があった。
せっかくだからこれを実地で試してみよう、という思惑が「覚悟」に混ざっていたのでした。

あとは「かゆくなったら近くの温泉にも行けるな」といういい口実にもなったので、
長期戦を想定していたのに「開戦直前」にアッサリ解決してしまい拍子抜けの感もあります。
まあまた起こることもあり得るし、すぐに復帰しないこともあり得ることなので、
その時その場で、皮算用つきの身近な対応をしていこうと思います。


誰も思わなかったかもですが、まったくミステリィな話ではありませんでした。
ちゃんちゃん。