human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

「いろいろな筋肉」を動員して泳ぐ

プールは毎日行っています。

一本歯歩行のために足を鍛えるのがメインですなわち水中ウォーキングを主体としてやっているんですが、25mプールを続けて何往復もできない(足指でタイルを掴むように歩くんですが足首かその側のふくらはぎにかなり負担がかかります)のでクロールor平泳ぎとウォーキングを交互にやっています。

で、歩き主体なので泳ぐ方は足首以外の身体をまんべんなく疲労させるためで(でも大詰めの最近はふくらはぎへの負荷を維持するために平泳ぎで数百m泳いだりしていますが)、フォームにあまりこだわらないためにスポーツクラブで泳ぎ始めて試行錯誤していた頃と比べてあまり上達していません。

クロールのストローク数でみればむしろ下手になっている気もしないでもないですが、これはプールの流れ方向によってけっこう変わるのでまあ気にしないでおきます。

フォームは気にしないというか、正確には別に上達しなくてもいいやと思いながらその場では工夫を考えながら泳ぐという感じで、時々「なにかつかんだかも」という感触があったりします。

今日もその感触があって、速く泳げるというより安定して泳げる方向性が見えたようなのでメモしておこうと思います。


ハルキ氏のランニングエッセイ(『走りながら考える時に僕の考えること』やったかな? 違う気がします)を読んでいて、トライアスロンの話の中に水泳フォーム改善の話があって、もともと自己流で出来上がったフォームを無理のない別のフォームへ改良するのに、それだけでは目的のわからない身体部分ごとのトレーニングをコツコツやっていって、それが積み上がって形になるまで1年半かかったということが書いてありました。

へーそりゃ大変だと思って、読んだ時はそれだけだったんですが、今日泳いでいて「水の余計な抵抗を受けないように泳ぐ」ことの一つの実践として「身体をブレさせないで泳ぐ」があるのではと、ふとそういう風に泳いでみて手応えを感じてから考えました。

たとえばクロールで腕で水を掻く時に、大きく強く掻けば速く進めるような気もしますが、そうしようとして胴体が曲がったりすると水の抵抗をより大きく受けることになってしまう、水の抵抗という点では進行方向において身体にぶつかる水を少なくするためには身体はまっすぐがよい(はず)。

また、スポーツクラブの更衣室で「速く泳げる人はみんな背筋がスゴいんだよね」という話を小耳に挟んだこともあって、これとハルキ氏の上記の話を合わせて「身体をブレさせないで泳ぐために使う筋肉は(日常で使う部分でないためか)それ用に鍛えないといけないのだろうな」と思ったのは、このコツのようなものを意識して何度か泳ごうとしてすぐに、どこかの筋肉が耐えられなくなったか変に力が入って妙なフォームになったからでした。


というわけで、「コツをつかめば一朝一夕でできるものではない」という認識は持ちつつ、「身体をブレさせないで泳ぐには背筋はじめよくわからない色々なところの筋肉を使うのかもしれない」とも思いながら、その「色々なところの筋肉」の少しでも具体的なところを想像して泳いでみようと思います。

この話はクロールの方が深く関係しそうなんですけど、平泳ぎについても同じことがいえると思います。


旅に出ちゃうと長期間泳がなくなるので、忘れた時のためのメモでした。