human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

過去の小物(小さな物語)

今日は先週の日曜に出勤した分の振休です。
朝が雨で外出できず、前日に引き続いて部屋に入り浸りです。
籠った次の日は動きたいのですが…
雨が止んでいるので、夕方に歩きに出掛けるかもしれません。

と言いながら『ぼくたちの近代史』(橋本治)を今日一日で読み終えようと目論んでおり、
外出したり、そもそもこうやってブログを書いていると時間が足りないのですが、
ちょっと書いておきたい内容が浮かび、書きながら話がどう展開するかが楽しみなので、
当初の目的はさておいてPCをさきほど立ち上げた次第です。

で、その書きたい内容の材料に使うために昔に書いた記事を捜していたのですが、
本来の目当てとは別に今の自分からすれば感心するようなものがちらほらあったので、
また後日じっくり読む時のためにリンクを張っておくことにしました。
過去の自分を連想の糧に使うのは、内なるブラックホールの拡張みたいですね。

cheechoff.exblog.jp
cheechoff.exblog.jp

3年以上前に書いた「小物」です。
自分が物語のようなものを書く動機は読んでいた小説に触発されるのがほとんどで、
物語に対するスタンスは(今のところ?)「書くより読む方が圧倒的に面白い」です。
なのでこれらも自分が書いた感触があまりなく、あらためて読むと新鮮に感じるのでしょう。

どちらも森博嗣の小説のことが念頭にあって書いたと思われますが、
後者の内容はこれを書いた当時に読んだマンガを強く連想させます。
タイトルは忘れましたが、少女が昔住んでいた街が街ごと水(湖?)に沈み、
長じてからダイビングでその湖に潜って「自分の家」を見つける、という話だったはず。

オチがありませんね…きっと「後日じっくり読む時」のオチと相殺されたのでしょう。