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引っ越して落ち着いたらタイトル考えます(仮)

本格的に本と関わっていきます。

女性への適応と行動について

「きおくをことほぐ」タグの(4つ前の記事は零回目として)一回目ですが、
言祝げるような内容でない予感が書く前からしていますが、
大事なのは内容の評価(ニュアンス)ではなく「縁が生まれる」という現象そのものです。
過去に対する評価は常に、その時々(現在)の憶断でしかありません

記憶同士の縁結びが数を重ねるごとに、過去に対する評価は更新され続けていきます。
もちろん、評価が精緻になっていくとは限りませんが、複雑になる可能性は高いでしょう。

+*+*+*

 僕にしてみれば、女性というのは、男性に比べると、やや複雑で、どちらかというと曖昧な存在だ。
(…)
 とにかく、どうもよくわからないのだ。数式のように展開しないし、因果関係も理解できない。何がさきで、どこからどう関連づけて考えれば良いのかまったく予測できない。あとから、いろいろ思い巡らして分析をするものの、結局は仮説のようなストーリィを勝手に作り上げてしまう以外にないのだ。
 それだから、こうして思い出すと、時間や空間を飛び越えて、彼女たちのいろいろな表情だけが浮かんでくる。誰もがじっと僕を見つめていて、不満げに首を小さくふっている。
 君は間違っている。
 君はわかっていない。
 君は正しくあるものを認めていない。
 君は避けている。
 そういうふうに訴えている視線を感じるのだ。その視線で日焼けしてしまうのではと思うほどちくちくする。
 ああ、これはもしかしたら、姉たちの影響かもしれない。僕は小さいときから、いつも姉たちに叱られて、からかわれて、それでもきっと、とても可愛がられて育ったのだ。不満そうな女性の視線に、僕はすっかり慣れているのか、それとも無意識に求めているのか、という疑問的思考も生じる
森博嗣『喜嶋先生の静かな世界』

下線部を読んだ時に、僕は自分のことを考えました。
女性遍歴、というと誤解を招きますが、「長じるまでに女性とどう接してきたか」についてです。
その過去が、今まで思っていたのとは違う形で現在の僕の行動を規定しているのだな、ということに気付かされました。
それ(=今の僕の行動)を変えるべきかはまた別の問題ですが、少なくともその判断を下すための重要な材料となるでしょう。

僕は中学・高校と吹奏楽部にいましたが、上で「長じるまで」と書いたのは特に中学時代に焦点を当てようと思ったからです。
吹奏楽部はだいたいどこも女子比率が高いですが、僕がいた中学もそうで、僕の年代は男子が自分一人でした。
先輩にも後輩にも何人かずつ男子がいましたが、全員が金管パートで、木管パートにはいませんでした(この点が高校との最も大きな違いで、高校の時は同じパートに同学年の男子がいました)。
苦労はいろいろありましたが、クラブを辞めることなく、「そういうものだ」と思ってなんとか適応していました。

その内実は書きませんが、「なぜ自分は辞めなかったのか?」と思えるようなつらかった経験はいくつもあり、「逃げるという選択肢を思いつかなかったからだ」、または「状況への適応力が高かったからだ」という答えで(中学時代を思い出す時の)昔の僕は納得していて、今でもそれは否定しませんが、それだけではなくて「その場にいたかった理由」もあったのだろう、と上の抜粋下線部を読んだ時に思い当たりました。
(その前段として、大学院の頃から就職して今に至るまでに「自分の適応力の低さ」を認めざるを得ない出来事をいくつも経験したこともあります。適応力を過信して「自分のいる状況」をちゃんと選ばなかった、整えることを怠ったことが原因のような気もします)
その理由が、そしてその理由を口実にクラブに居続けるために発揮した「なけなしの適応力」の内実(極端に言えば、これが僕の女性に対する振る舞いの基礎になっている可能性を想定できます)が本記事の核心に当たるわけですが…ここまで書いてみて、それを言葉にすることが躊躇われると気付きました。


まわりくどいことばかり書いていますが、「今回初めて気付いた過去に対する新たな解釈」があって、それ自体は興味深いのですがその解釈を明示化するとそれに縛られる予感もあって(「祝う」という言葉の機能は、「呪う」と表裏の関係にあります。つまり全く同じ表出形式でどちらの機能も発揮し得るということです)、本記事の最初に書いた「きおくをことほぐ」記事の趣旨は祝福になろうが呪詛になろうが「とりゃーずゆーてみなはれ」ということなのですが…

縛られたくない理由があって、たぶん2つあって、
(1)その「新たな解釈」とは別の新たな解釈が潜在的に発生していて出待ちになっている
(2)「今」縛られたくない理由がある
のどちらか(あるいは両方)だと思うのです。


何言ってるのか分かりませんね…わざとですが。ははは。。
まだ書くには早過ぎるテーマだった、かもしれません。