human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

豆供養のこと

スギ花粉の季節はとうに過ぎました。スギだけに(げふんげふん)

さて、会社ではまだマスクの人がちらほらいて、ヒノキは継続中らしい。
僕はアレルギーはスギ(とわずかに鱗粉)だけなので、もう"shaba-life"です。
過ぎ花粉に苦しみ始めた2月頃に、コーヒー絶ちの話を書きました。
一度アレグラを飲んですぐコーヒーを飲んだ時に、絶望的な吐き気に襲われたのでした。

その経験が身に染みて、薬がいらなくなる4月半ばまでほとんど飲みませんでした。
ほとんど、というのは土曜の昼にVeloceでは飲んでいたからです。
いや、いつも飲むブレンドコーヒーと別のものを注文していたか…記憶が曖昧ですが。
それで、絶つ前はいつも平日夜に1.5杯分、休日に4杯分のコーヒーを飲んでいました。

それが花粉期間は、平日夜はカルピスを、休日はリプトンの紅茶を飲んでいました。
カルピスは偶然その期間のちょっと前に、新聞の契約更新ギフトで入手していました。
6倍希釈の原液ボトルが4本で、一体いつ飲めば…と思っていた矢先の渡りに舟でした。
紅茶は前に買って残っていたキャラメルティに始まり、今はピーチマンゴーティ。

あ、そういえば平日会社でも、喫茶で持ち帰り注文で2杯分を事務室で飲んでいました。
毎日注文して喫茶の人とも顔見知りになっていたのに、急にぱたりと止めたのでした。
一声かければ良かったか…とかなり手遅れですが、代わりに今は水を飲んでいます。
3.11後に会社で買ったらしい「なにやらすごいフィルター付」の浄水器を愛用しています。

コーヒーを絶って最初の頃は色々つらかった気がしますが、実はもう記憶がありません。
それからすぐに体が健康になっていくのが明確に実感できたからです。
コーヒーは確かに重宝していたはずなのですが、決して健康のためではなかった。
分かってはいましたが、コーヒーを飲むと「不健康でも大丈夫」になるのです。


で、やっと本題ですが、コーヒーを絶つ直前に豆を通販で購入していました。
いつも4銘柄×200gで注文していましたが、200gで16〜20杯は飲めます。
そのまるまる800gが微動だにせず、2ヵ月強も台所の隅で息を潜めていたのでした。
前の自分なら「買った分は飲もう」と思うところですが、今の自分は違います。

きっと飲めばすぐに習慣が戻って、再びコーヒー浸けの生活となります。
そうと分かりながら「もったいない精神」に則って飲むのが以前の自分です。
が、今の僕なら、飲みはしないが無下に捨てることもしません。
何をするかといえば、供養をします。いわゆる「豆供養」です。

そんな引っ張るつもりなかったんですが(内容ないし)…気が向けば続きます。

今日のことわざ

「渡りに矢先」
……自分が放った矢に飛び乗って川を渡る。ゼノンのパラドクスの応用ですね。
「転ばぬ先の落とし穴」
……転べば落ちなかったのに。