human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

首凝り族アイデンティティの危機について

新たな首凝り対策を閃きました。

内容を簡潔に言えば、仰向けに寝転がりながら読書をします。
本は腕を上げて支えるわけですが、もちろん腕は疲れます。
その時に、本はお腹の方に置いて、頭を持ち上げて読みます。
首がすぐ疲れるので頭は後ろに落ち、また腕を上げ…の繰り返しです

何がいいといって、この首の姿勢が(現状の)首凝りに効果的なのです。
今の肩凝りや首凝りは、デスクワークと読書のせいです。
頭が俯きがちの姿勢で長時間固定されることで、首の特定部位に負担がかかる。
今回の閃きは、「姿勢そのままに重力の方向を変える」イメージです。

と分かりにくく書きましたが、これはこう考えると面白いと思っただけです。
仰向けの状態で「へそ」の方を見る時の頭の状態は、実は「前屈み」なのです。
座る姿勢では重力が下(足側)にかかり、仰向けの姿勢では後ろ(背中側)にかかる。
重力が真逆とまでいきませんが、首への力のかかり方は自ずと変わってきます。

この姿勢をちょっとやってみて、実際に首凝りが少しマシになった気がしました。
この「気がした」はしかし曲者で、初回効果と呼べるものが大いに含まれています。
逆立ちを始めた時もそうで、最近始めた「葛根湯」も初日は効いた気がしたものです。
後者の漢方は「じっくり系」なので一月くらいは続けて様子を見ようかと思っています。


話を戻して、この「仰向け状態」は一人用ソファのリクライニングで実現しています。
イケアで購入した完成品なのですが、最大で160°くらいは倒れる感じがします。
そしてお腹の上には土台としてのクッションを置いて役者が揃う次第です。
これは今朝思いつき、そして今はリアルタイムでその応用をやっています。

というのは他でもない、このブログ記事を上記と同じ姿勢で書いています。
腹の上のクッションの上にMacBookをのせて打つ姿勢は、腕にはほとんど無理がない。
のですが、首がなかなか苦しい。書き進める間にどんどん一度の持続時間が減っていきます。
しまいには首から上全体がプルプル震える始末で、これはなかなかつらい。

首から下の弛緩と比べてのこれなので、これはこれで別の凝りが発生しそうな気がします。
まあそのときはそのときで、とりあえずこれもどれだけ続くかやってみようと思います。
何より首がこの姿勢ですぐへこたれるのが普段使っていない証拠で、鍛え甲斐があります。
寝転がって書くことで文体やら内容の傾向が変わることもあるかもしれません。

変化の兆しがあればこそ、首凝りとも意識を手放さず付き合えるというものです。