human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

Such an idea is Kuwana's baked clam.

コーヒーをほぼ断って2週間ほど経ちました。
花粉症の薬との相性から泣く泣くでしたが、慣れると案外ふつうです。
(アレグラの副作用(軽い吐き気…僕は、ですが)も出なくなりました)
平日飲んでいた3杯のコーヒーは水とホットカルピスへと落ち着きました。

 そういえば先日の新聞にカルピスの会社の妙な広告がありました。
 「この季節のつらい症状に」と書いた横で、女の人が目をこすっている。
 サプリメントの広告で、アレルギー的な話かと思いきや、花粉症の文字はない。
 ストレスとか…あとは忘れましたが、何が「この季節」なのか? と思いました。

思ったのですが、まさかカルピスも花粉症に効くのでは…と勘違いをしています。
今手元にあるカルピスは来年の新聞の新規契約をしたら送られてきたもので、
夕食後のコーヒーの代わりをどうしよう…と思っていたら「渡りに船」でした。
どこに行くんだろう、と乗った船は、凪の海でゆらゆら揺れながら進みます。

昼食後に会社で飲んでいた2杯分のコーヒーは水に化けました。
物足りないような、足りなくていいような、そんな感じで仕事に支障はありません。
そういえば過剰よりも不足の状態に心が休まるのでした。
毎日通っていた会社の喫茶に突然行かなくなったので一声かけるべきだったかしら…

夜の睡眠の具合は変わるような変わらないようなですが、日中の元気さは変わりました。
体力が増えたというか、コーヒーで削られていた分が戻ってきたというか。
コーヒーは「元気になる」でなく「元気じゃなくても大丈夫になる」と思っています。
そして体調の悪い時に飲むと悪化したりするので、体に悪いとみなして間違いではない。

そして暖かくなってきても花粉症の症状がほとんど表れないのはもしかして…
いや、「その手は桑名の焼き蛤」(@矢作俊彦『あ・じゃ・ぱん』)、ですね。
「勝ちのない戦い」には、負けがあるか、負けもないかしかありません。
そして後者の勝ち負けのない勝負は戦いではなく、勝ちがないゆえに不戦敗となります。

負け方を知っていれば「箸が転がっても可笑しい季節」ですね。わはは。