human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

逆立ちと修行球について

逆立ちの話です。

肩凝り対策として毎日朝と晩にやっている、と前に書きました。
その効果は未知数ですが、やっているうちに上達はしています。
それで、一時期拳骨で逆立ちもやっていて、手の甲が荒れて一旦止めました。
止めたら手の甲のぶつぶつが消えたので「やっぱりか」と思ったのですが…

ちょっと前から「逆立ち状態で歩く」をやってみようと試行錯誤していました。
逆立ちを始めた頃は片手を離すともう片手だけでは到底支え切れなかったのですが、
慣れてくるとちょっと離すのは大丈夫になったので、ぺたぺた手を動かしていました。
すると、先に手の甲が荒れたように、手のひらの肉厚部分が荒れ始めたのでした。

拳骨逆立ちの時は台所マットを敷いており、通常は廊下に直に手を付いています。
マットはあまり綺麗ではないという認識でしたが、まあ床も同じようなものですね。
寮に住み始めた頃は水拭きしていたのですが、今はコロコロでしか掃除をしません。
やはり掃除をきちんと…という方向に頭は働かず、手袋をはめてやることにしました。

手袋といっても「PowerGrab」と書いてある、ホームセンタで売ってるゴム製のもの。
手のひら側は滑り止めのような生地で、確かに摩擦が大きいだけ力を主目的に使える。
裏は通気性を持たせた粗い網目の繊維で、たぶん引っ越し業者あたりが使うやつかな。
なぜ家にあったのか不明ですが…あまり物を買わないと、買ったことも忘れるようです。

使ってみると手袋効果は絶大で、手のひらの荒れはすぐ引き、また逆立ちも安定します。
それに「いっちょやるか」という気合いも入るようで、気分的にも楽しさアップです。
よく考えると手の甲も網とはいえ守られているので、拳骨逆立ちも再度できそうです。
通常の逆立ちは手首と肩に負担が来ますが、拳骨逆立ちは二の腕の外側にくる印象です。

あ、あと昨日気付いたのですが、僕は右利きなので全般的に右が筋力が高いはず。
と当然のように思っていましたが、どうも(握力ではなく)指の力は左の方があるらしい。
逆立ちを指だけでやるという無謀なことに挑戦した時に、右手はすぐ負けたのですが、
左手は指を第二関節までつけた状態でしばらく持つと分かってびっくりしました。

そういえば修行球も右手よりも左手の方が器用に回せます。
僕はいつも回し方は2つの球を時計回りか反時計回りかの2通りしかやりませんが、
左手だと反時計回りですんなり回せるのに、右手の時計回りはなぜか苦手なのでした。
左手の時計回りと、右手の反時計回りはどちらも同じようにスムーズに回せます。

と文章にしてみて気付きましたが、回転方向に時計の針を使うのは厄介ですね。
たぶん修行球は指の並び順「親指→人差し指→…→小指」が正方向のはずで、
そうだとすれば左手では時計回りが、右手では反時計回りが正方向となります。
リコーダーで「(ド)シラソファミレド」と下がる音階の運指の動きが正方向になりますね。

「使う手」より「支える手」の方が力がつく、ということでしょうか。
傘を持つ手、自転車の片手乗りでハンドルを持つ手、剣ではなく盾を持つ手。
重しを付けた段ボール刀を振る時は両手持ちでも専ら右手に力を入れるのですが、
昔からの蓄積があるのですかね…でも握力は明らかに右手の方が強いですが。

いつの間にか生活が修行的ですが、バランスよく身体を支える筋肉をつけたいですね。