human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

握り拳と「鷹取」のこと

ひとつ大きな気付きがありました。

指を手のひらに握り込むと、肩から手先まで全体が強ばります。
が、「鷹取の手」だと拳の緊張に反して(?)腕はなめらかに動く。
少し前から鷹取で歩く時に腕の振りをなめらかに「割る」のを試していた。
手指の緊張と腕の弛緩が同時に起こるのは、ふつうに考えると訳が分からない。

たとえば、右手で刀を振る時に、左手は握り拳より鷹取の方が、
なめらかに、流動的に、連続的に動ける、ということになります。
力を一部分に集中すると出力は巨大になるが、初動が遅く、小回りが利かない。
力が全体に分散していると、鰯の群れのように「起こり」なく動ける。

集中か分散のどちらかではなく、その「(瞬時の)切り替え」が重要です。


下駄の話ではないのですが…新しいタグを作らないと。