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お遍路天狗の京都修行日記

ただいま一本歯で四国遍路中。

分析的でない文章、花見の第二十八歩

今日は三食の内容も含めて昨日と同じ、判を押したような日でした。 こういうことになりそうな時は敢えてちょっと違ったことをしてみるのが常でしたが、やってみるとこれはこれで悪くない。自分がなにを考えているか、というよりはなにを考えたくないかが行動…

ものういゆうぐれ

膝の調子は相変わらずです。膝の裏の、膝とふくらはぎの境界あたり(これはふくらはぎなのか?)が、ちょっとした時にぴしっと来ます。 前も書きましたが、歩けるんですが本調子でないという気分は影響が大きくて、一日中歩こうという気にはなれずまた夜前に…

"めめ"の話

目は見るものを見るためでなく、見ないものを見ないためにあるのではないかと思うことがある。もちろん手や足もそうだが目も目的があってついているわけではない。本人の意思というよりは(それもいくぶんかはあるかもしれないが)結果として手や足があり、…

精進の第十五歩

今日も一本歯で歩いてきて、三日連続です。この三日とも1時間超歩いて、足に特に支障はありません。 親指のできかけのタコもなんとか収まってくれています(現状維持か快方に向かっているのかはよくわからない)。 右足親指付け根の魚の目は、一本歯で歩い…

とんびに敗北/ピザパン・シンドローム

区役所で手続きをした帰りの話。 カナート洛北でもちもちピザパンを買って高野川の河川敷を下りながら食べていたら、3口食べたところでとんびにピザパンをかっさらわれました。 川の上空をくるくる旋回しているのは風景として眺めていたし、「ぴゅるるる」…

京都へ引っ越します - The Short Goodbye -

会社の退職前の有休消化は今日(月末)でおしまいです。 つまり明日からの肩書きは「無職」…ではなくて、まだ秘密です。 近々神奈川の社員寮を引き払って、京都市内へお引っ越しです。 (現在鋭意引っ越し準備中。本の梱包が大変…)この2ヶ月もたいがい気ま…

粛々と一歩

『ルドルフ・シュタイナー』(C.ウィルソン)を読了したのが7月11日。 その週の日曜(7月17日)に観たのは『生きる』(監督:黒澤明)。 その翌週の平日から『だから荒野』(桐野夏生)を読み始め、 その週中には退職する一歩を踏み出していました。という(…

「狐の葡萄」にしちゃいけない

『竜の学校は山の上』(九井諒子)という短編集を入手しました。 さっそく表題作「竜の学校は山の上」を読みました。「竜学部」という語呂が良くて、どこかの大学に本当にありそうですね。 留学部の誤字でパンフに載ってたりして…いや、あっても留学サークル…

夏は苦い味噌汁

今日の晩ご飯です。 小皿がいくつか並ぶと定食の感じが出ます。実際に定食かというくらい内容はほぼ固定されています。 バリエーションをなす部分といえば…惣菜のポテトサラダは土日のみ(時々余れば月曜にも出ます)。 豆腐は平日のみ、男前豆腐とタレつき…

魔女の味噌汁

「気分で野菜3,4種チョイスの週変わり味噌汁」習慣は相変わらず続いています。沸騰した赤い液体から白い泡が噴き出ています。 最初つくった時は「これは食い物か?」と疑うほどの衝撃でした。 この色は赤いカブのせいで(正式名は忘れた)、切るそばからまな…

過去の小物(小さな物語)

今日は先週の日曜に出勤した分の振休です。 朝が雨で外出できず、前日に引き続いて部屋に入り浸りです。 籠った次の日は動きたいのですが… 雨が止んでいるので、夕方に歩きに出掛けるかもしれません。と言いながら『ぼくたちの近代史』(橋本治)を今日一日…

「草の上の朝食」

うしくん「うひゃあ」 × × ×写真のマスコット(その昔に100円ショップでドアストッパのために購入したが廊下の上をつるつる滑って全く効果がなかったので「著者近影」的マスコットに堕した…いやむしろ格上げですね。牛に見えないけど(じゃあ何に見えるのか?…

五・合! ユーバリ

本記事は紹介されている作品を知らない人には意味不明な内容です。 興奮して書かずにいられなかったという、ただそれだけです。 タイトルの音でピンときた人がいれば、それだけで本望です。 × × ×先週から『草子ブックガイド』(玉川重機)を読み始めたと先…

ほんのマンガ/知識と思想の大循環

今手元にある「ほんもの」のマンガたちです。どのマンガも本への好意が溢れていて、本読みにはたまりません。 右の三冊はブックガイドの要素が大きく、 書評本とはまた違った形で新たな本と出会わせてくれます。 (と書いてみたものの「どう違うか」は…考え…

「旧約聖書 創世記 2章18節」を朗読してきました

『わかりあえないことから コミュニケーション能力とは何か』(平田オリザ)を今回の遠征で読了しました。 選書時の目論見通り…という言い方は今の自分には多少ネガティブに聞こえますが、 旅先の用事と互いにリンクが生成されるような本でした。 × × × 地区…

井の中のコアラ、退会を知る

なんとも絶妙なタイトルを思いついたので、 twitterを止めることにしました。 × × ×と書くとウソになりますが、 まあ結果的にそう考えると収まりがよいという話です。 × × ×最近家でネットを使う時間が減っていて、 昨日5日ぶりくらいにPCを立ち上げると、 …

どちらへも向かうこと

最近思考がまとまりません。 難しいことを考えているというよりは、 あるトピックをあちこちに繋がり過ぎていて、 面白かろうそれらのどの部分かを言葉にしようと思うと、 収拾がつかなくなることが明らかで「やんぺ」となってしまいます。インプットの時期…

必然の必然性について

必然についてよく考えていました。いや、今も考えていますが、 つい最近そのことについて別の側面が見えたので、 ちょっとメモしておきます。+*+*+*必然が見えにくくなった、 あるいは確証が持てなくなったのは、 情報が手軽に大量に、かつ否応なく入…

「得をしない」≠「損をする」

「つぶやきなまし」祭です。このタグ名は「つぶやき」+「焼き鈍し」の造語なんですが、 なぜこんな名前にしたのか思い出せません。 語呂の良さにいい気になってロクに考えてなかった気も…まあいいか。「得になることをしなかった」ことと「損をした」ことは…

歴史叙述とは

今日は祝日対応(仕事みたいだな…)で一日一冊をと思い、昨日Veloceで読み始めた『時代の風音』(宮崎駿、堀田善衛、司馬遼太郎)の面白さに導かれて『日本近世の起源』(渡辺京二)を一日中読んでましたが読了ならず。3/5くらいかな。残りは明日どこかで時…

「高一追想シリーズ」4冊目

先々週と先週はイレギュラでリュウ氏の新書を読みましたが、 今日から「高一追想シリーズ」最終の第4弾、『人と接するのがつらい - 人間関係の自我心理学』(根本橘夫)を読み始めました。 この4冊を今回読む順番はランダムにした(目を瞑って本棚から手に…

芸術と反権力

は似ているな、と思うリンクがありました。 芸術は意図を超えて反権力的だし(例はいっぱりありますね)、反権力は時に芸術性を帯びる(0円で国家作った人いましたね)。 言葉というのは人間にとって厄介なもので、表記のうえではそれが否定されていてもあ…

ほんの昔話

今週のお題「人生に影響を与えた1冊」→『「おじさん」的思考』(内田樹)です。「おじさん」的思考作者: 内田樹出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2002/04/06メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (62件) を見る学生時代に、実家(二…

無題7

「肝心なのは」彼女は指を一本立てる。「味噌汁における味噌は脇役ではなく主人公であるということなのよ。汁に味噌がなければただの汁だし、また具のない味噌汁はあっても汁のない味噌汁はないわけだし」 彼女の指が左右に揺れる。 「ダシのない味噌汁もあ…

無題6

夜の繁華街。店が立ち並び、幅広の道を行き交う人々が満たす通りの、しかし行き止まりには崖がある。 両側の店がふいになくなると林が視野を覆い、歩道が途切れた先には剥き出しの地肌が広がる。 通りの皆は街灯や店の明りがその先にも続くかのようにそぞろ…

資本主義の「次」を待つ

「資本主義は富の偏在を内側から補正するような『何か』を生み出すことはないのか」。ですから、そこにもし、可能性があるとすれば、その核心は、これを駆動するのが、やはり「死すべき」存在であるところの人間だというところにあるでしょう。資本主義はシ…

壺庭のこと

寮の近所の大学構内を、散歩がてらよく通ります。 農業大学だからか緑が溢れており、車の音も遠くになるのでお気に入りのコースです。 構内には庭園があって、遊歩道と人工の小川が整備されていて、観賞用に加えて食用もあるのか色とりどりの花が植えられて…

人と会ったこと、また会うこと

きのう、実家から神奈川に帰ってきました。新幹線も含めて全部鈍行で帰ると5時間近くかかりました。 疲れはしましたが、急行で人混みにまみれるよりはましだったかと思います。 こだま(京都〜小田原)では一車両に多くて十数人しか乗らなかったので、逆に…

「三すくみ」か「三方一両損」か

身体の話です。前に、首と腕と脚の痛みが調和しているかもしれない、と書きました。 繰り返しですが、首は肩凝りとセットで主にデスクワーク起因。 腕の痛みは肩凝りを治そうとして昨年末に始めた逆立ちが原因。 そして脚(具体的にはふくらはぎと腱)は最近…

『里山資本主義』(藻谷浩介)を読む

書評ではもちろんなく、私的なメモです。毎週土曜BookOffに通って、今日初めて藻谷氏のこの本を108円棚で見つけました。 発刊当初は朝日の書評欄や著名人のツイッタなどで話題になっていた。 早速買って、しかしそのままVeloceで読もうとした時に、最初は躊…

冷蔵庫の音

『キッチン』(吉本ばなな)をかつての同僚M氏に借りて読んだ時に書きました。+*+*+*2012/05/06 00:49 ふと思いついて台所で本を読んでみた。 正座をしたくなって、でもテーブルを出してしまい、 リビングでは落ち着いてできないなあと、 あれ、キッチ…

「底なしの感覚」のこと

どうやら人々は僕らのために、そこにある無蓋の用水溜を危険視しているらしかった、その底の泥に溺れて死んだ少年のことを思い出して。扉の後ろには、僕らのいわゆる千年も前から動かない水が眠っていた。溜り水の話を聞くと僕らはいつもその水を思い出した…

無題4

橋の下で、川が大きな音をたてている。 開いた堰を通って水が落下して、小さな人工の滝になっている場所だ。幹線道路から一本入った道沿いで日中も静かだが、音としての川の存在はあまり感じられない。いまは車がいないからだ。 虫の鳴き声はきこえず、風の…

ゆーじと社長の息子の言葉など(2011/11/26)

2011/11/26(土)15:45店内 Lブレンドコーヒー ¥220 「今の自分が、何もしないで幸せならば、それは 自分の周りの人々が苦労してきた結果なのだ」 「人はゼロから生まれるのではない」 「両想いの人しか幸せになれない世界は、 きっと哀しい世界だ」 +*+…

「自然」の実感について

久石 今、みんな暇さえあれば携帯メールをしているみたいだけれど、メールに花鳥風月のことを書く、自然のことを話題にする人なんていないんじゃないのかな。 養老 振り返って考えたとき、人間世界の誰それに怒られたとかいじめられたとかいうのは、自然の中…

首凝り族アイデンティティの危機について

新たな首凝り対策を閃きました。内容を簡潔に言えば、仰向けに寝転がりながら読書をします。 本は腕を上げて支えるわけですが、もちろん腕は疲れます。 その時に、本はお腹の方に置いて、頭を持ち上げて読みます。 首がすぐ疲れるので頭は後ろに落ち、また腕…

無題3

目の前では鯵が開かれ、顔を上げれば窓の向こうに空が開けている。「明日の全体朝礼、なくなってんな」 「社長も出張でお疲れなんと違う?」 鯵の開きを「さらに開く」取り組みは食べるごとに改善されている。焼きサンマや鰊の煮付けみたいに骨がまるごと取…

無題2

歩道の左側にはきちんと雑草が刈られた庭らしき敷地があって、間隔をあけて木が7、8本植えられている。「モモが食べたいなぁ」 濃い目のピンクに染まった桜を見ながら先輩がそんなことを言う。 「どうしてですか? さっきの会議のせい?」 「違うよお。こ…

「瞬獄殺的歩行」について

ヒドいタイトルですが…前の記事↓に関連するような話です。すり足感覚とハクセキレイのこと - ユルい井戸コアラ鳩詣cheechoff.hatenadiary.jp静かに歩こうとして、「体重移動を感じないのが理想では?」とふと思いました。 体重移動とは、右足を踏み込めば右…

無題1

ここの信号は短い。 川沿いを少し歩いてきて橋を渡る前から、赤だった信号はもう青になっている。どうせ二度渡るのでどちらでもよいのだが、どうせなら川沿いで待ちたいと思い、少し歩を緩める。横断歩道を一度渡って立ち止まり、低い所を流れる川を真下に眺…

"to keep things whole"について

We all have reasons 僕らはみんな動くための for moving. 理由をもっているけど I move 僕が動くのは to keep things whole. 物事を崩さぬため。 "Keeping Things Whole" Mark Strand 「物事を崩さぬために」マーク・ストランド(村上春樹訳) 一部(最後の…

「待ち方」について(前)

「二ヵ月と十日」と彼女は即座に答えた。「彼にはじめて会ってから、消えちゃうまでよ。二ヵ月と十日。日記をつけてるから覚えてるの」 オレンジ・ジュースが運ばれ、空になった僕のコーヒー・カップが下げられた。 「あの人が消えてから、三ヵ月待ったわ。…

「野原の不在」について

in a field 野原の中で I am the absence 僕のぶんだけ of field. 野原が欠けている。 This is いつだって always the case. そうなんだ。 Wherever I am どこにいても I am what is missing 僕はその欠けた部分。 "Keeping Things Whole" Mark Strand 「物…

情報化と身の丈について

だからこそ、価値や規範というものが失われ、やみくもなブランドへの追従が流布する状況が生じてきているのだろう。そしてその背景に、ケータイの普及に代表される社会のIT化の影響が潜んでいるのだとすれば、すなわち社会の高度情報化は私たちが自分が社…

倫理的行為の選択について

個人とは簒奪者でなくて何であろう。意識=良心の到来とは──霊の最初の火花とは──私の傍に累々と横たわる屍骸の発見と、殺すことによって存在する自分への恐怖心でなくて何であろう。(…) 殺害者になることなく存在すること。この責任を回避し、私が責任を…

「板β食ーべたい」話

タイトルは嘘で回文ですが、あの「ABCビスケット」のイメージです。何の話かといえば、βからの連想です。 なぜβかといえば、さきほど読了した本のことです。 このシリーズは久しぶりに読みました『ジグβは神ですか』(森博嗣)。 凄いとしか言えません。内容…

「二重ひねり和歩 その2」について

内容的には前回↓の続報になります。 非等価な手の振りについて - ユルい井戸コアラ鳩詣 前回に「交互に片手を握りながら歩く」2つの方法を書きました。 今日はその後者をしばらくやってみて、慣れてきた感じがしました。 腕を前に振り出す時にその手を握る…

神の構成論的アプローチについて

ここで心に留めておくべきことは、脳化学や認知科学において、人間がCPG〔セントラルパターンジェネレータ〕を使ってどのように体を動かしているかは、いまのところはほとんど明らかにされていないということである。分かっている事実は、人間にはCPGという…

「溜まる消耗」について

「何かを選べ」と言われた時に「どっちでもいい」と言って相手の望む選択を提示(暗に強要)された時、「そういうことではないんだ」を説明するロジックを思い付いた。自分はその選択の結果には拘泥しないが、選択(行為)の質にこだわるのだ、と。そして強…

かるたのこと

バビロンのことわざ「目には目を、歯には歯を」 日本のことわざ「目にはウロコを、歯には衣を」— chee-choff (@cheechoff) 2014, 12月 17『読んだ本はどこへいったか』(鶴見俊輔)に、かるたの話が出てきます。 島崎藤村が書いた文に岡本一平の絵をつけた「…