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お遍路天狗の京都修行日記

ただいま一本歯で四国遍路中。

粛々と一歩

『ルドルフ・シュタイナー』(C.ウィルソン)を読了したのが7月11日。 その週の日曜(7月17日)に観たのは『生きる』(監督:黒澤明)。 その翌週の平日から『だから荒野』(桐野夏生)を読み始め、 その週中には退職する一歩を踏み出していました。という(…

夏は苦い味噌汁

今日の晩ご飯です。 小皿がいくつか並ぶと定食の感じが出ます。実際に定食かというくらい内容はほぼ固定されています。 バリエーションをなす部分といえば…惣菜のポテトサラダは土日のみ(時々余れば月曜にも出ます)。 豆腐は平日のみ、男前豆腐とタレつき…

鴨川が 浮かぶツバメの 雨宿り / 観自在…

雨降りの朝、寮のベランダの手すりでツバメたちがちっちと囀っていました。 × × ×今日は有休で部屋に居ずっぱりでしたが(橋本治『ぼくたちの近代史』を読了)、 午後に血走って見たくもないgoogle earth的航空写真を見てしまい、 (血走る=血迷う+先走る…

魔女の味噌汁

「気分で野菜3,4種チョイスの週変わり味噌汁」習慣は相変わらず続いています。沸騰した赤い液体から白い泡が噴き出ています。 最初つくった時は「これは食い物か?」と疑うほどの衝撃でした。 この色は赤いカブのせいで(正式名は忘れた)、切るそばからまな…

見えない雨と言葉、シルクハットと記憶

「見なさい、晴れているのに傘をさした男がいます」 探偵の視線の先を追うと、確かにそのとおり、蝙蝠傘を開いた髭の男が、悠然としてこちらに向かって歩いてくるのが見えた。何やらオレンジ色の包み紙を小脇に抱え、よく見れば、全身が雨に打たれたかのよう…

夢を見るために生きているのです/時間の死骸

だったか、「朝、目を覚ますのは夢を見るためです」という言い方だった気もしますが、 確か村上春樹がそんなことをエッセイに書いていました。 (本のタイトルだったかもしれません) × × ×「不変は死である」という考え方にはもともと親しいのですが、 turu…

岩泉ヨーグルト、季節野菜カレー、筍チャーハン(湯治記2)

温泉に行った前後で体質の変化がいくつかあります。まずは、食事量が増えたこと。旅館にいる間は温泉に入りまくっていたし(別途書きますが、1週間の後半では「1回の入浴で大浴場に2時間滞在×4セット=8時間」という、まさに飯・風呂・寝るの三拍子で一…

「草の上の朝食」

うしくん「うひゃあ」 × × ×写真のマスコット(その昔に100円ショップでドアストッパのために購入したが廊下の上をつるつる滑って全く効果がなかったので「著者近影」的マスコットに堕した…いやむしろ格上げですね。牛に見えないけど(じゃあ何に見えるのか?…

五・合! ユーバリ

本記事は紹介されている作品を知らない人には意味不明な内容です。 興奮して書かずにいられなかったという、ただそれだけです。 タイトルの音でピンときた人がいれば、それだけで本望です。 × × ×先週から『草子ブックガイド』(玉川重機)を読み始めたと先…

高村薫氏と農への関心について

先週の日曜日だったと思いますが、日本農業新聞に高村薫氏の寄稿文が載っていました。 これは僕にとって驚きであるとともに、大きな示唆を与える出来事でした。 以下の写真はその寄稿文の切り抜きです。過去のブログ記事によると、農業新聞を読み始めたのは…

今日のぶり子:インスタント・ドリッパー

「ぶり子」はブリコルールの愛称です。 ブリ子よりはニュートラルだし、鰤子だとあまりにお魚なので。 前は勢いで鰤子と書きましたが、頭の中が鰤大根で一杯だったからです。この1枚に文脈がふんだんに詰まっていて、 そのどれもこれもがどうでもいい話です…

桜散る サバに口説かれ 初煮付け

じつはまえおき 今日、初めて自分で魚の煮付けをつくって食べました。 鯖の切り身です。一人用フライパンに鯖が2/3くらいつかる量の水を入れ、 沸騰したら鯖(若干凍ってました)を入れてしばらく煮込み、 いつも味噌汁に使う液状カツオだしと卵かけご飯用醤…

「受け身派」擁護論

日曜午後は、先週から『私家版 日本語文法』(井上ひさし)を読んでいます。 初版が昭和56年(1981年)で、1つ前の『狩人日記』(安野光雅)に続いて古い本です。 では、文法の授業を暗記力の鍛錬時間にしないためにどんな方法があるだろうか。たとえば、「…

「風邪による自己治癒モデル」のこと

風邪を先週の土曜にひいて、 回復にけっこう時間がかかっています。 今日でやっと本調子かなとも思えましたが、 いつも通りの行動量はこなせても身体の疲労が大きい気がします。『風邪の効用』(野口晴哉)はまだ読んでないですが、 今回の風邪には効用があ…

オガミドリさん、長女鰤子、三つむじ

『うずまき猫のみつけかた』(村上春樹)を読了しました。 雑誌掲載時から、「なごやかに絵日記風にやれるといいね」ということで、安西水丸さんのイノセント・アート風の絵と、うちの奥さんの素人スナップ写真をつけて発表されていました。写真は本の読者の…

「所々後悔」

タイトルが先にできましたが、 さてどこで後悔しましょうか。後悔は「したくてするもの」と思えばそうなり、 「せざるを得なくなる時にするもの」と思えばそうなります。するかしないかを、選べるようでありかつ選べないもの。 それは「誰が後悔するのか」に…

「小カッコウ」の「カッコウ例」をいくつか

結局ケチなんじゃないかと言われそうだけれど、決してそういうのではない。生活の中に個人的な「小確幸」(小さいけれども、確かな幸福)を見出すためには、多かれ少なかれ自己規制みたいなものが必要とされる。たとえば我慢して激しく運動した後に飲むきり…

はじまりのジェイムズ

そういうことか。 「ひとつの経験が果たしうる唯一の機能は別の経験を導くということであり、われわれが論じうる唯一の充足とは、ある経験される終着点への到達ということである。ひとつの経験が別の経験と同じ終着点に導くとき(あるいは、導きうるとき)、…

確信と直観と、その関係について

読んでいる間、これは書いておかねば、と思った箇所。 小林 それからもう一つ、あなたは確信したことばかり書いていらっしゃいますね。自分の確信したことしか文章に書いていない。これは不思議なことなんですが、いまの学者は、確信したことなんか一言も書…

すべてが懺悔Fにならない

なみだがでたはなし 明日は友人の結婚式でした。何のぬかりもありませんでした。 習慣を重んじる僕は日曜に予定が入った場合もいつも通りの週末となるよう、 次の月曜の有休を、1週間前から申請していました。 (いつもは休む2日前に申請する習慣からすれ…

どちらへも向かうこと

最近思考がまとまりません。 難しいことを考えているというよりは、 あるトピックをあちこちに繋がり過ぎていて、 面白かろうそれらのどの部分かを言葉にしようと思うと、 収拾がつかなくなることが明らかで「やんぺ」となってしまいます。インプットの時期…

黒リュック、収穫物と縁、すり足

ざっき(雑記) 今日の話。いま「最強の寒波」が列島上空にいるらしく、 今日の夕方頃から東京は雪になるとのことで、 じゃあと思い雨具の用意をして出掛けました。 雨具とはまず傘のことですが、 自分は手ぶらで歩きたいので傘はリュックに引っ掛けています…

「受動的に曲がる和歩」のこと

前回の続きを…と思っていたんですが、 興味深いことがあったのでこちらは延期です。 土曜日はルーティンながら週の中で一番動きのある日で、 一日中習慣通りな行動に対して脳内で何か閃く可能性が高いです。書きたいなと思ったことが3つもあって、 うち1つ…

アッパラ兄弟とトスタン嬢

もともと書こうと思ったのが本記事で、 材料集めに過去ツイートを探しているうち脇道に二度逸れました。さておき。まずは写真を一枚。 これはいま居間で現役のフロアライトです。 (マンションにありがちな天井ライトは夜まぶしいので使っていません)そして…

「得をしない」≠「損をする」

「つぶやきなまし」祭です。このタグ名は「つぶやき」+「焼き鈍し」の造語なんですが、 なぜこんな名前にしたのか思い出せません。 語呂の良さにいい気になってロクに考えてなかった気も…まあいいか。「得になることをしなかった」ことと「損をした」ことは…

「変化による美味しさ」について

3つ前の記事↓の続報のようなものです。 cheechoff.hatenadiary.jp上から、先週日曜の昼食と今日の昼食です。 パンはどちらも最寄りのスーパーで買ったもので、「ゆめちから(というお米)入り塩バターロール×6」と「フランスパン」です。 バターロールは何…

「未来を予告するかすかな物音」について

サハラの辺り一面の砂漠にぽつんと立つ、哨所(郵便機の発着を成立させる最低限の施設)にて。 ところが今度は、緑いろの蝶が一羽飛ぶ。蜉蝣が二羽、ぼくのランプに突き当る。するとまたしても、ぼくは曖昧な気持に襲われる。それは喜びかもしれない。あるい…

空腹感について

毎週土曜の昼食の変化から思うところがありました。つい1月前ほどから昼食がサンドイッチ(2切れ)になりました。 それまではわりとがっつり食べていて(ニラレバ炒め定食とかラーメン大盛りとか)、平日に食べないものを食べようとかちょっと太らないと体…

身体不離、臨終図巻、カラス・スナイプ

明日から雨ということで、今日はお休みを取りました。 というテキトーな理由付けでもしないと取り忘れてしまうのです。 それほど忙しいわけではないのですが、週休2日で生活リズムを作っているとそれを崩すのにエネルギィがいるのです(祝日は不可抗力なの…

レンコン、アナログ時計、前のめり和歩

<起床> 今日はちょっとした起床事故でお休みとなりました。先週木曜の夕食で味噌汁のレンコンがアタって体調不良となり、今日も病み上がりではあって病院にも行ったのですが(という言い訳を明日のために用意しています)、まあそれとこれとは何の関係もあ…

「第5次スーパー味噌汁配膳」記録帳1

「第5次〜」の説明は前の記事↓の後半に書きました。変化のこと(10)- 一念ほっけ(サバだけど) - ユルい井戸コアラ鳩詣cheechoff.hatenadiary.jp なんだかんだで、というかあまり考えずに、当初の方針のまま9週間経ちました。 「具は3種類」を忠実に守…

変化のこと(11)- 習慣を必然と感じること

まえおきのまえおき 朝食を平日がグラノーラ&ヨーグルト、休日がミューズリー&ヨーグルトと習慣付けてから1年ちょっとが過ぎました。 事の発端(なぜ思いついたのか)は忘れましたが、初期の記録をブログに書いていたのでリンクを貼ります。ジャムのこと…

着地の衝撃を上半身で和らげたい話など

今朝、風邪…というか体調をちょっと崩しました。何か心細い感じがして、自分を覆っているものが足りない気がして、 早朝目が覚めるとタオルケット1枚を被って横向きに縮こまっていました。 まず寒いと思って、季節がなくなって、部屋がすごく無機質になって…

「止血歩行」と「肩歩き」のこと

和歩の話です。久しぶりに長いです。先週読んだ『オニババ化する女たち』(三砂ちづる)の内容にヒントを得ました。 本の全体がタイトル通り女性の身体に関わる話なのですが(本書の副題は「女性の身体性を取り戻す」です)、一箇所だけ歩き方についての記述…

壺庭のこと

寮の近所の大学構内を、散歩がてらよく通ります。 農業大学だからか緑が溢れており、車の音も遠くになるのでお気に入りのコースです。 構内には庭園があって、遊歩道と人工の小川が整備されていて、観賞用に加えて食用もあるのか色とりどりの花が植えられて…

変化のこと(10)- 一念ほっけ(サバだけど)

家にヘルスメータが来てから色々と変化が訪れています。ヘルメ君は去年一年医者に行かなかった(保険を使わなかった)とかでもらったカタログギフトに載っていました。 今まで一人暮らし生活の中で体重計を部屋においていたことはなかったのですが、他に欲し…

接骨院の院長の話

今日から毎週、接骨院に通うことにしました。 やっぱりまえおき長いです。 経過1 首の違和感が自分の工夫ではどうにも治らんなと思い、1月ほど前に整形外科に行きました。 駅前で繁盛しており(年配の方が多い)、院長は片時も惜しいという感じで診察され…

ひょっこり生活歌

寮の上階にインターン生が越してきたので、一首をば。+*+*+* 北欧の 故郷離れて 東(ひんがし)の 足音高き われここに在り+*+*+*久しぶりに詩情の湧き出る音を聞きました。 要するに上がドンドンうるさいんですが、 ここでひとつ彼の主観的合理…

虹を探す話

ときどき、目標を持った方がよいと思いました。 これは読んだ本そのまんまですが。生活を大切に、着実にと思い、効率や成果主義から距離をおいていますが、ときどき迷走することがある。 こだわりを持たずにいたいと強く思っているうちに、「こだわりを持た…

「手間返し」と「脳の身体擬制」について

今日はVeloceで久しぶりに会社の人(一時期だけ同じ部署だった社長秘書氏)と遭遇し、話し込んでしまって調子が狂いました。 もちろん悪いことではないのですが、いつも土曜は二言しか喋らない(「ニラレバ炒めのご飯大盛りで」と「ブレンド(コーヒー)のL…

「走れば勝ち」について

毎晩走っているといろいろ考えることがでてきます。 いろいろと言ってもたぶん途中で挫折するので、本記事ではひとつだけ。 まず、ランニングと会社での仕事とは一貫性がないこと。当たり前といえば当たり前ですが、ランニングを除いた普段の生活と仕事とを…

肩を凝らない夢ばかり見る人の現実について

「カロリー計算をして食べ物に気をつけて、毎晩一時間ずつ歩いてたんだ。でも全然体重が変わらなくて変だなーと思ったけど、そのまましばらく続けてたら、三ヵ月を過ぎたあたりで急にするすると落ち始めて、一週間位で学生時代の体重に戻ったよ」 それを聞い…

「三すくみ」か「三方一両損」か

身体の話です。前に、首と腕と脚の痛みが調和しているかもしれない、と書きました。 繰り返しですが、首は肩凝りとセットで主にデスクワーク起因。 腕の痛みは肩凝りを治そうとして昨年末に始めた逆立ちが原因。 そして脚(具体的にはふくらはぎと腱)は最近…

『里山資本主義』(藻谷浩介)を読む

書評ではもちろんなく、私的なメモです。毎週土曜BookOffに通って、今日初めて藻谷氏のこの本を108円棚で見つけました。 発刊当初は朝日の書評欄や著名人のツイッタなどで話題になっていた。 早速買って、しかしそのままVeloceで読もうとした時に、最初は躊…

「接戦の感覚」について

平尾 こうなったらチャンスが生まれるんじゃないかと瞬時の判断でプレーを選択して、結果としてチャンスとなっている。このチャンスを察知できるというのは、知識ではないんです。実際にグラウンドに出てプレーをしていないと感覚が研ぎ澄まされていかないも…

豆供養のこと

スギ花粉の季節はとうに過ぎました。スギだけに(げふんげふん)さて、会社ではまだマスクの人がちらほらいて、ヒノキは継続中らしい。 僕はアレルギーはスギ(とわずかに鱗粉)だけなので、もう"shaba-life"です。 過ぎ花粉に苦しみ始めた2月頃に、コーヒ…

走り始めることについて考える時に僕が書くこと

いきなりですが、先週末からミッドナイトランニングを始めました。 いろいろな転機があったのでついでに始めたような案配で、「いろいろ」の経過は以下のようなものです。・先週半ば:仕事中に唐突かつ緩やかに「鎌倉に行きたい」と思う。 ・先週半ば:気温…

着地前の「肩引き」について

和歩の話で、前回の記事↓の続報です。「瞬獄殺的歩行」について - ユルい井戸コアラ鳩詣cheechoff.hatenadiary.jp解説なしで使ってしまいましたが、「瞬獄殺」は格闘ゲームの技です。 恐らく格ゲーで最初に流行った「ストⅡ」の豪鬼というキャラの超必殺技。 …

必要と必然について

「必要」という言葉に、強く反応することがあります。 「必ず要る、というがそれは本当か?」と疑問に思うことが多々ある。 「必要」という言葉がその物や状況の必要性を形作るのは本末転倒とも思う。 自分の中に強い基準があると、人の言葉にも自分の思考を…

「自然」の実感について

久石 今、みんな暇さえあれば携帯メールをしているみたいだけれど、メールに花鳥風月のことを書く、自然のことを話題にする人なんていないんじゃないのかな。 養老 振り返って考えたとき、人間世界の誰それに怒られたとかいじめられたとかいうのは、自然の中…