human in book bouquet

読書を通じて「身体へ向かう思考」を展開していきます。

旅行・旅

27日目:「八百万の神」のみぞ知る 2017.3.27

…→宿(ペンション サライ) 20km (1)砂浜を歩く 大岐の浜。 当然ながら歯が埋まるので脱いで裸足で歩く。 砂の感触が足裏に心地良い。 波打ち際で水がうっすら張ったところに空が映って清々しい。 親指タコの傷が心配だったが結果的にこれは大丈夫だった。 …

26日目:ハチの巣切削法を閃く 2017.3.26

…→宿(ロッジカメリア) 15km 午後過ぎまで弱い雨 (1)渡し船 小さめのガス船? で四万十川をわたる。 海面が近い。 船内を見ていると全く動かないのが不思議。 (車で中を見るのと何かが違う。乗り物の「枠」がないから?) 船賃は¥500。 対岸はハシゴだった…

25日目:一日中雨の日 2017.3.25

…→宿(ペンションひらの) 20.5km 一日雨 (1)足の具合 鼻緒起因のマメはマシになってきた(水は治まらず[?]、痛みが引いてきている)、新たに足首のかかと寄りの部分が痛み出した。 ラストスパートで釈迦力を出したせいかもしれない。 そして痛みはほとんど…

24日目:忍耐の日 2017.3.24

…→宿(民宿白浜) 23km (1)ギフのおじいさんと再会 朝は自分より早く出たのに、国道から自然道(歩き遍路道)へ入る所で待っていた。 自然道を通り切ってから曲がる方向を間違えて車道を戻ってきたらしい。大変…… 少し喋ってから別れる。 読んでなんのこっち…

23日目:人の温かさ、「守り人」という司書志望の原点 2017.3.23

(37)岩本寺→宿(村の家) 22.3km 午後過ぎから雨 (1)そえみみず遍路道 上りは岩が多くて崩れた箇所もあり大変だったが、下りはゆるやかで石もまばら。 テンポ良く降りられて気持ち良かった。今までの自然道の中で一番快かったかも。 頂上で歯を削ったのも○[…

22日目:ヤスリで朴歯を削る 2017.3.22

(久しぶりの更新なので記述に関する説明。引用内の文章は遍路旅の道中に書いた日記をそのまま転記しています([ ]内は現在の追記)。引用の外の文は、それを今の僕が読んで思いついた内容です。当時の記憶はほとんど定かでないので、回想に届いてない感じで…

21日目:岩不動の「役者住職」 2017.3.21

仏坂不動尊→宿(一福旅館) 16km (1)チャリおじさん 「なずな」を出て近くの海沿いを少し離れた〇〇〇〇[判読不能]の前で杖を2本チャリにのせたおじいさんと話をする。「チャンバラ貝」が須崎の珍味だとか(今日街で聞くの忘れた…)。 海というか、湾が見渡…

20日目:青龍寺の先達と「なずな」のおかみさん 2017.3.20

20日目> (36)青龍寺 → 宿(なずな) 16.6km (1)マメができた (36)に着いた時に左足の親指内側の鼻緒とこすれるところにマメができていることに気付く。 パッと見で澪えないので出現過程を見落としたか。 鼻緒がきつく指を使えていなかったのでこすれてできた…

19日目:長閑で平凡な日 2017.3.19

(33)雪蹊寺〜(35)清瀧寺(BI[ビジネスイン]とさ) 22.1km (1)ゲタの具合 歯が両足とも右側が大きくすり減る。 左足で顕著。 右足は意識すれば平らになる傾向。 前の[=一足目の]一本歯だと真逆(両足とも左側)だったハズだが… 体が傾いてる? ずっと意識し続…

18日目:二種類の素朴、必然性の伝播、遍路トイレ事情 2017.3.18

(30)善楽寺 〜 (32)禅師峰寺 → 宿(えび庄) 22.5km(+サンダル2km) (1)初のサンダル[=スポーツサンダル]スタート身体がぎこちない、フワフワした感じだった。 [サンダルから]ゲタにはきかえるとシャキっとしたような。 出発前の夕方のゲタ歩きのような「ゲ…

17日目:武道的歩行探求、下駄歯摩耗問題 2017.3.17

(28)大日寺→(29)国分寺→宿(南国ビジネスホテル) 20.8km(+サンダル2km) (1)新ゲタ 歩くうちに慣れてきて、踏み込み方も変えて調子はまずまず良い。 鼻緒の締め付けは前より強いが指が痛むほどではない(→慣れる? か伸び待ちか)。 最初歩き始めると歯の外…

16日目:宿に新しい一本歯が届いた日 2017.3.16

引き続き、当時の日記を抜粋しながら振り返ります。 →宿(サイクリングセンターいわや宿) 15km (1)遅めの出発 [歩く予定の]キョリが少なかったので明日以降の予定を朝に立てる。 上限25kmだと宿選びが難しい...ゲタを替えて歩行キョリが延びればやりやすい…

15日目(後半):風にあおられ海で歯みがき 2017.3.15

前半はこちら。 cheechoff.hatenadiary.jp × × × (3)風・・・今日は一日中風が強く、ほとんど向かい風。ゲタ修理中もひっきりなしに吹いてるし、橋では飛ばされそうになるし[室戸]岬[の周辺]では前に進めないくらいでさすがに疲れた。 風は歩き遍路の大敵で…

15日目(前半):食べ放題の刹那的幸福、応急鼻緒の刹那的命脈 2017.3.15

この日は記述が多いので、小分けにコメントしていきます。 ちなみに、の行に書いてあるのは、その日にお参りしたお寺、泊まった宿、歩いた距離です。 距離は遍路地図から算出しています。 27神峯寺→宿(ビジネスホテル弁長) 23.5km(1)居酒屋「白牡丹」にて…

14日目:高知市街で一本歯を探すが見つからず 2017.3.14

ロルバーンのリングノートに書いた14日目の日記は以下だけです。 というのも、この日は歩き以外の移動日で、その移動の際に日記を携帯するのを忘れたからです。 (メイン荷物の登山ザックを奈半利駅のロッカーに入れたのだったかな…?) 高知市からの電車の…

13日目:遍路宿「蔵空間」にて、行程先取りのこと 2017.3.13

ふと思いついて、「一本歯遍路」回想記の続きです。日記を見返すたびに当時の記憶が薄れていることを感じるのですが、 記憶は「なくなった」のではなく「底に沈んでいる」だけなのだと、 毎日新聞の人生相談欄にあった高橋源一郎氏の言葉で気付いたので。引…

12日目:疲労の徴候、4日ぶりの24番 2017.3.12

この日は、9日目に薬王寺を出て、鯖大師には寄りましたが4日ぶりに次の寺、24番最御崎寺に到着しました。般若心経や光明真言などを唱える、寺に着くと本堂と大師堂とで2回行う「お勤め」は、日によっては8回、10回とやる日もあり、そんな日は歩く時間が減る…

11日目:鈴をなくす、食あたり、「徳増」にて 2017.3.11

以下、日記をそのまま抜粋。 (1)鈴*1をなくした:人気のない道が増えてから白衣の紐につけるようになっていたが、上着を脱ぐ時に一度外す必要が生じ、いったんそばに置いてからそのまま忘れてしまった*2。熊よけ鈴との縁はこれまで、遍路用品店か高知市のア…

陸酔いとともに/新しい仕事

愛媛・松山車旅、無事帰還しました。途中で何か書くと言いながら、書く余力がありませんでした。 考えることがあると言って、運転中は頭が空っぽでした。日記というか行動記録は、五日坊主に終わりました。 ボーズではありませんが、旅用に買ったスピーカー…

三度目の旅は軽四で

というわけで明日から岩手発の車旅です。 学生時代のチャリ旅(大阪〜北海道)、去年の歩き旅(四国遍路)に続いて、とうとう車でもやることになりました。 旅行というよりは、やはり旅ですね。モチベーションからいって。デラシネ・フットワークを活かして…

思い立ったが缶詰 → 身体に悪いですね

3/21求職活動が一段落しました。 結局決まっていないのですが、近い内に岩手を離れます。 暖かいところへ、海の近いところへ。 未定ですが。前に二度ほど触れたことですが、今は大沢温泉自炊部にいます。 2ヶ月間の歩き遍路を振り返る記事を書こうとして、…

コンポステーラの記憶、歩く必然

四国遍路の回想記↓は、序盤の山場手前で長らく更新が途絶えています。 司書講習が始まる前の、時間を少々持て余していた時期に書き始めたものです。 社会的立場は今もその時と変わりませんが、今はなかなかその時間が現れてきません。 大沢温泉(値段の安い…

稲村ケ崎、七里ケ浜、江ノ島

今日は年末年始の帰省を除けば、今年初めて電車に乗りました。有休をとって、久しぶりのおでかけです。 目的地は、『季節の記憶』(保坂和志)の舞台、稲村ケ崎です。 文書家?の父と子の「のほほんぶらぶら」な日常が描かれていて、 自然や街並の(描写の)…

「車のない島」のこと

「旅行」タグを久しぶりに使ってみました。 が、これは「行ったよー」ではなく「行きたいな」の記事です。 忘れないように(忘れてもいいように)、備忘録ですね。 備忘録、というのも忘れることが前提の言葉な気がします。 まえおき 毎年恒例のことなのです…

真鶴旅行

1泊2日で真鶴へ行ってきました。 昨年末のパーティの抽選で食事券が当たったので、 これもご縁と観光旅行をしてきました。 タダ飯につられた同期1人が同行人。港町に住んでみたいという憧れがあり、 想像上の住人目線で街歩きをしました。 観光地以上に路…